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シャトー・ド・スガン キュヴェ・プレスティージュ 2015

ボルドー地方を流れる2つの河、
ジロンド河とドルドーニュ河に挟まれた中洲の地区
「アントル・ドゥー・メール」で造られているこのワイン。
なんと100haという広大なブドウ畑を所有する
[シャトー・ド・スガン]が造っているのですが、
その品質の高さはここ20年以上にわたり、評価されています。

今回ご紹介するのは、[シャトー・ド・スガン]が造る特別キュヴェ
“キュヴェ・プレスティージュ”。
丁寧に収穫したブドウをステンレスタンクで発酵させた後、
フレンチオーク樽にて12か月じっくりと熟成させています。

そして
実はこのワイン、過去10年にもわたって、
ワインコンク ールにて金賞受賞。

2006年  アキテーヌコンクール金賞
2007年  ボルドーコンクール金賞
2008年 ボルドーコンクール金賞
2009年 ボルドーコンクール金賞
2010年 パリ農産物コンクール金賞
2011年 ヴィナリス国際コンクール金賞
2012年 ジルベールエガイヤール金賞
2013年 パリ農産物コンクール金賞
2014年 ジルベール・エ・ガイヤール金賞
2015年 ブリュッセルコンクール金賞

じっさいに試飲してみると、
『カシスとダークチェリーの深みのある果実味に、
黒胡 椒などのスパイス、
そして焙煎したてのコーヒーのような香ばしさ。
オーク樽由来のバニラの香りもふわりと感じられ、
とても魅力的なアロマです。
その味わいは、とてもなめらか。
濃密な果実味に柔らかな酸が寄り添い、
緻密なタンニンが生み出すボリューム感はふっくらとしてエレガント。
気ぜわしくない寛容な印象の飲み心地で、
飲むほどにその旨みが増していく懐の深い余韻わいです。
ふくよかなベリーの余韻もたまりません。』

フレンチオーク樽でゆっくりと熟成させたこのワインは、
穏やかでエレガントな樽香と豊かな果実味が美しく調和した
ボルドーらしい堂々とした味わいです。

牛サーロインステーキと合わせれば王道のマリアージュ、
ハードチーズをかじりながらじっくりと愉しむのもおすすめです。




シャトー・ド・スガン キュヴェ・プレスティージュ 2015

ベーカリーコントラスト【大岡山】のワクワクするパン

ベーカリーコントラスト【大岡山】のワクワクするパン



東京・大岡山北口商店街に2018年11月1日にオープンしたばかりの、日常使いしたいベーカリーをご紹介します。毎日食べたいシンプルなバゲットや食パン、いつまでも食べ続けられそうなルヴァンなど。季節限定のお楽しみもあります。

ドメーヌ・マズール・コート・デュ・ローヌ・レ・プラド 2009

このワインを造る[ドメーヌ・マズール]は、
はるか昔の16世紀からフランスのコート・デュ・ローヌの中心で
ワイン造りを行う、世界でも屈指の歴史ある生産者です。

彼の凄いところはワインの熟成を待って
『飲み頃』になったワインを販売するこだわり.
多くの生産者さんは商売の効率化から、
出来たワインをすぐに出荷してしまうことがよくあるのですが、
今どき彼のようなスタイルはとても貴重な存在なのです。

そんな彼のスタイルはローヌ中でも有名で、
あのローヌの大巨匠、パーカー100点満点連発[ギガル]が
その熟成具合に惚れ込み、セラー内で熟成している樽を
買い付けに来るほど、公にはされてはいませんが、
実は時価数万円もするギガルのワインにも使われているとか・・・。

オーナーのマズール氏が力説するには・・・
『ワイン醸造においてはブドウの品質が一番大事で、
後はそのブドウ本来が持つポテンシャルを
最大限にワインに浸透させることが必要。』
彼は、良く出来た年のワインを長期間タンクや樽で
寝かせて熟成させています。
彼の造るワインの真価は、その長期熟成が可能である上に
素晴らしい状態に変貌することなのです。

今回ご案内いたしますのは、
マズール家の最もベーシックなキュヴェですが、
それでもヴィンテージは2009年。
この年も南ローヌ地方はパーカー氏主宰
【アドヴォケイト誌】のヴィンテージ評価93点の当たり年。

その収穫から、9年を経過した、その味わいたるや・・・
開けた瞬間は、それほど熟成されたというニュアンスが無いのですが、
30分、1時間と経つにつれて甘い香りがグラスに充満してきて、
酸味がまろやかに渋味も溶けるような柔らかさに変化して来ます。
フローラルな果実香とオレンジ・ピールのような熟成香と
カラメルを想わせる風味、柔らかく甘みを伴ったやさしいタンニン、
口当たりはまろやかで後味も果実の甘みが長く続きます。
サラミ、牛の煮込み、スペアリブなどと相性が良いでしょう。

実はこのワイン、評価歴もモノ凄い
2000年:パリ農業コンクール金賞
2003年:パリ農業コンクール金賞
2004年:パリ農業コンクール金賞
2006年:パリ農業コンクール金賞
2008年:ジルベール・エ・ガイヤール金賞
そして
今回の2009年もジルベール・エ・ガイヤール金賞。

マズール家のワインは、
フランス国内ではレストランや専門店のみに販売しており、
欧米のワイン専門家や有名評論家が目を付けて接触して来ますが、
彼の性格がそういった投機的なビジネスマンたちを
受け付けなく門前払いしてしまうことも彼の魅力かもしれません。




ドメーヌ・マズール・コート・デュ・ローヌ・レ・プラド 2009

シャンパーニュ・シャピュイ・ブリュット・トラディション

JAL国内線ファーストクラスにも採用!

評価誌91点を獲得する、コクと旨みをもつシャンパーニュのご紹介です。

それが
[シャンパーニュ・シャピュイ・ブリュット・トラディション]

シャンパーニュ地方でも特に優れたシャルドネを生み出す銘醸地、
オジェ村は、あの時価7万円の[サロン]のある村。

オジェ村は、シャンパーニュの中でも特に優れた石灰質土壌をもち、
さらに地表10センチ程に粘土の層があり、
この石灰質の豊富なミネラル分や華やかな果実感を持つ
最高級のシャルドネが生み出されています。

しかしオジェ村は、他の村に比べても比較的小さく、造り手も少ないのですが、
フランス革命の時代から既にオジェでワイン造りを行い、地元の市長も務めるなど、
この地と関わりの深い一族が、今回ご紹介するシャピュイ家です。

シャピュイ家は
「最高級のシャンパーニュをお手頃な価格で」の経営理念の元、
1952年より当時の当主セルジュにより自家醸造によるシャンパーニュの生産がはじめられ、
現在は息子のセルジュが後を継ぎ経営を行なっている、所謂、レコルタン・マニュピュランです。

そのスタンダード・ラインとして、造られているのが、
本日ご紹介する[ブリュット・トラディション]。

特級格付けとなるオジェ村のシャルドネを60%使い、残り40%のピノ・ノワールと
ピノ・ムニエはヴァレ・ド・ラ・マルヌにあるモンテロンと、
コート・ド・セザンヌの畑より収穫しています。

香りには、レモンやグレープフルーツといったフレッシュな果実に、
口に含むとブリオッシュや白い花、ハチミツなどのコクと旨みが加わり、
思った以上にしっかりとした酒質をもつシャンパーニュ。
造り手の目指すコスパのいい上質なシャンパーニュとなっています。

これまでにも多くの評価誌で高い評価を得ており、
ワイン・スペクテーター誌では、何度も91点の評価を獲得。
また、掲載されるだけでも難しい、フランスの有力評価誌である
[ギッド・アシェット]でも、過去2つ星(満点は3つ星)を獲得するなど、
スタンダード・キュべとは思えない高い評価を得るシャンパーニュです。




シャンパーニュ・シャピュイ・ブリュット・トラディション