11月の第3木曜日は、毎年恒例、ボジョレーヌーボー解禁日です!この日を楽しむため、パーティーやイベントを開催される方も多いのではないでしょうか?今回は、そんなイベントシーンに役立てていただきたい、ヌーボーとベストマリアージュなチーズを選んでみました。
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シャトー・クラーズ 2010
19世紀の頃はポムロールよりもはるかに知名度があり、
またサンテミリオンと同等あるいはそれ以上に高く評価
されていた地区・・・それがフロンサック地区。
その頃のフロンサックのワインは、メルロー優勢の現代とは異なり、
そのテロワールに絶妙にマッチしたカベル ネ・フランを大切にしており、
しなやかに力強くエレガ ントかつ個性的な味わいで人々の心を捉えてきました。
そして、今回ご紹介するワインもまた、その当時の味わいを想像させる
カベルネ・フラン80%というブレンド。
しかも、ブドウの樹齢は平均43年のヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)。
[シャトー・クラーズ 2010]
メルローよりも長い熟成期間を必要とすることが多いカベルネ・フランに敢えてこだわり、
飲み頃に達するのには時間がかかっても、
熟成の年月の長さによってしか生み出されない風味や旨みを大切にしたい、
という造り手の信念にワイン造りへの並々ならぬ情熱を感じずにはいられません。
さらに、ワイン造りも昔ながらの手法を活かし、
今や珍しい石造りのタンクで発酵させた後、
オーク樽で12~15ヶ月じっくりと熟成させています。
しかも、
今回ご紹介する2010年ヴィンテージは、もはやいわずと知れた超大当たり年。
完璧な状態で完熟したブドウのみがもたらす充実の果実味と十分な酸、
そして成熟した豊富なタンニンが構築する桁外れのスケール感が印象的。
特に、エレガントな味わいの中にしっかりと存在感を主張する力強いタンニンは、
やはり熟成を経てこそ真価を発揮するもの。
約7年目の熟成を迎え、いま素晴らしい状態で飲み頃に差し掛かっています。
その味わいは、
『プルーンやカシスを思わせる濃密な果実味が印象的。
さらに、リコリスやブラックペッパーのスパイシーなアロマに、
フロンサック特有のトリュフ香もわずかに感じられます。
その味わいはしっとりと深みがあり、そして濃密。
気品を感じる穏やかな酸が完熟の黒いベリー感を美しく引き出し、
存在感のある丸いタンニンはまろやかな味わいに陰影を持たせつつ、
飲み応えあるボリューム感を生み出しています。
旨みの余韻はことさら格別。
柔らかな樽香と少しビターな後味が絶妙なアクセントです。』
しっとりと染みわたる旨みは、
素材の味わいを活かしたグリル料理と抜群の相性。
ぜひとも、大き目のグラスでじっくりと味わってみてください。
フロンサックのワインならではの魅惑的なアロマ。
完熟ブドウから生まれる濃密な味わいに心底酔いしれてしまいます。
飲めば飲むほど旨みが増し、深い味わいに変化していく
素晴らしいワインです。
シャトー・クラーズ 2010
【フランス】【赤ワイン】【750ml】【ミディアムボディ寄りのフルボディ】【辛口】
2,580円(税別)
アンティノリ・マルケーゼ・アンティノリ・キュベ・ロワイヤル・ブリュット
イタリアの名手[アンティノリ]が造るイタリアン・」
スパーク最高峰フランチャコルタ。
一族の名前を冠した思い入れの強い一本で、
規定の倍の瓶内熟成期間をおこなったキュベ。
フランチャコルタ特有のはなやかな果実味が素晴らしく香る、
イタリアスパークの定番となること、間違いないスパークリングです。
それが
[アンティノリ・マルケーゼ・アンティノリ・キュベ・ロワイヤル・ブリュット]
造り手であるアンティノリは言わずと知れたイタリア屈指の造り手ですが、
ワインビジネスは1385年、ジョバンニ・ディ・ピエロ・アンティノリ氏が
フィレンツェのワインギルドに加盟したことからスタートし、
600年以上もの伝統をもつ名家中の名家です。
しかし、伝統を単に踏襲するだけではなく、
スーパータスカン[ティニャネロ]を生み出すなど革新も追及。
現在ではイタリア全土に10以上のワイナリーを所有し、
その規模はイタリア最大級となっています。
しかし、スパークリングの生産をはじめたのは、1990年代になってからのことで、
フランチャコルタの優良ワイナリーであるモンテニーザを所有してからです。
ステップを積み重ね、2016年から、新たなブランドとしてリリースしたのが、
今回ご紹介するフランチャコルタです。
一族の思いを込めて「マルケーゼ・アンティノリ(アンティノリ侯爵)」
と名づけられており、威信を掛けた手間暇を惜しまない丁寧な造りから、
「アンティノリ家の宝石」とも例えられる高品質のフランチャコルタなのです。
いくつかあるラインナップの中でも。
キュヴェ・ロワイヤルは基本となる、スタンダードな一本です。
すっきりと繊細な果実味を演出するシャルドネを主体に、
ピノ・ノワールとピノ・ビアンコをブレンド。
ブドウはすべて手摘みで収穫され、ステンレスタンクで発酵。
その後瓶内二次発酵に入り、澱と共に36ヵ月間という長期間に渡り
熟成させた後にリリースされます。
フランチャコルタの法的瓶内熟成期間が最低18ヶ月ということを考えれば、
このスタンダード・キュヴェがどれほど時間と手間が掛けられているかがわかります。
フランチャコルタらしい華やかなフレーバーで、
赤りんご、グレープフルーツ、白い花、白桃、そしてかすかに酵母があり、
魚のカルパッチョ、シーザーサラダ、白身肉などを使った料理など、
上品なお料理とも相性のいいスパーク。
イタリアの風を感じるスパークです!
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フランチャコルタは、イタリア北部ロンバルディア州の首都、
ミラノからほど近いエリアで造られる高品質なスパークリングワインのD.O.C.G。
「シャンパーニュと同様の瓶内二次発酵によって泡を得ること」、
「瓶内での熟成期間は最低18ヶ月以上
(ノン・ヴィンテージのシャンパーニュの熟成期間は15ヶ月以上)」、
「使用できる品種は、シャルドネ、ピノ・ネロ、ピノ・ブランの3種類
(シャンパーニュは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)」など、
シャンパーニュに共通する厳しい製造規定が定められています。
一方で、シャンパーニュとの最も大きな違いはその気候。
土壌はいずれも粘土質・石灰質と共通していますが、
シャンパーニュより南方に位置するフランチャコルタは、
シャンパーニュよりも温暖な気候で、日照も豊富に得られます。
その恵まれた気象条件から生まれるピュアな果実味と強すぎない酸、
そして、非常に軽やかな泡がフランチャコルタの最大の魅力と言えます。
また、フランチャコルタが認められている栽培エリアはシャンパーニュの1/13、
生産量はなんとシャンパーニュの1/31という少なさ。
つまりフランチャコルタは、シャンパーニュ以上とも言える厳しい規定でごく少量、
丁寧に造られている、最高峰のスパークリングワインと言っても過言ではないのです。
アンティノリ・マルケーゼ・アンティノリ・キュベ・ロワイヤル・ブリュット【箱入り】
【イタリア】【スパークリング白】【750ml】
2,980円(税別)
シャンパーニュ・パイパー・エドシック・キュべ・ブリュット(ボックス入り)
シャンパン好きの皆様は見逃せません。
有名メゾン[パイパー・エドシック]から
新たなシャンパーニュがリリースされました。
世界的に影響力を持つ評価誌ワイン・スペクテーター誌の2017年4月のレビューでも、
【92点】という高得点を獲得するだけでなく、
2016年度は、[モンディアル・ド・ブリュッセル]という
権威あるコンテストでも【グランド・ゴールド】、
[ドリンク・ビジネス]という業界誌が主催するシャンパーニュ・マスターでも
最高位である【シャンパーニュ・マスター2016】に選出されるなど、
すでに世界ではその美味しさが認められています。
日本では、今年からリリースされ、今後パイパー・エドシェックの
スタンダード・キュべとしてメゾンの顔となるシャンパーニュです。
フレッシュさを大切にし、グレープフルーツや爽やかな酸味をもつオレンジ、
焼きたてのパンの香りとフレーバーが心地いいシャンパンです。
それが
[パイパー・エドシック・シャンパーニュ・ブリュット]
[パイパー・エドシック]といえば、マリリン・モンローが、
『毎晩一滴の香水をまとって眠り、毎朝、一杯のパイパーで目が覚めるの』
という言葉を残すほど、こよなく愛したメゾンです。
メゾンの歴史は古く1785年に創業。
創業者フローレンス=ルイ・エドシックが掲げたのは、
シャンパーニュという微笑みの酒の醸造に、とことん真剣に取り込むこと、
王妃にふさわしいワインを造ることで、当時のフランス王妃
マリー・アントワネットにも献上されました。
また、カンヌ国際映画祭やアカデミー賞にも公式採用され、
ジュエリーファッション、映画の世界とのコラボレーション、
大手エアラインのビジネスクラスにも搭載されるなど、
数多くの実績を残してきたメゾンです。
しかし実は1900年半ばには、一時、その名声を落としていた時期があります。
しかし、それを立て直したのが、現在の最高醸造責任者レジス・カミュ氏です。
カミュ氏は、33年という長い歴史を持つワイン・コンテスト
[インターナショナル・ワインチャレンジ]において、
1994年から2015年までの12年間に、9回(連続7回)の
【スパークリングワインメーカー・オブ・ザ・イヤー】の
栄冠に輝く凄腕で、世界中のシャンパン愛好家から信頼を寄せられています。
実は、彼はもともとは[シャルル・エドシック]の醸造家だったのですが、
1989年に[パイパー・エドシック」が、シャルルと同じ、
レミー・コアントロー・グループの傘下となってから
両方を統括する醸造家となりました。
そして、数年前からは[パイパー・エドシック]に集中するようになり、
パイパーの評価は飛躍的に上がってきているのです。
実際、パイパーの評価は、以前よりも格段に高くなっていて、
シャンパーニュの専門家であるマイケル・エドワード氏も、
『故ダニエル・ティボーとその後継者のレジス・カミュが
醸造 長に就くことによって、ここ20年でパイパーのスタイルは俄然、
芳醇で果実味豊かとなり、魅力的なものになった』
ともコメントしています。
そして、今回ご紹介するシャンパーニュは、
そのカミュ氏が力を注ぎ、作り出した今後、パイパー・エドシックの
顔となるべきスタンダード・キュべです。
100を超える区画のブドウをブレンドしたその味わいは、
『洋ナシやリンゴ、グレープフルーツといった果実の香りが立ち上がります。
フレッシュで爽快、さわやかな余韻とともに
焼きたてのクロワッサンのようなバターの香りをほのかに感じる
ニュアンスもあります。
口当たりが良くバランスの取れた、フルーティーな味わいが特長的な、
エレガントで魅惑的なシャンパーニュです。』
シャンパーニュ・パイパー・エドシック・キュべ・ブリュット(ボックス入り)
【フランス】【スパークリング】【750ml】【辛口】【ミディアムボディ】
4,580円(税別)
ロッカ・パリィアーラ・プーリア・ロッソ・アパッシメント 2015
あのイタリア最強の激旨の担い手「ボッター」社がら、
まさに、極めつけの1本が登場いたします。
その名は
[ロッカ・パリィアーラ・プーリア・ロッソ・アパッシメント 2015]
もうこの造り手の勢いは誰にも止められません。
今まで何百というイタリアワインの造り手と出会ってきましたが、
【高品質かつ激安ワイン】を造り出すということにおいては、
今や、ボッターはイタリア最強と言っても決して過言ではないでしょう。
『値ごろ感があっても単調で深みの無いものはバリューとは言えない』
これがルカ・ボッターさんのポリシー。
まさにその言葉とおり、造り出すワインがことごとく、
イタリア国内はもちろん、ドイツをはじめとするヨーロッパ諸国、
さらにはアメリカで驚異的なヒットの連発。
そのボッターが南イタリアはプーリアで新たなるチャレンジから産みだしたのが、このワイン。
【アパッシメント】とは、イタリア語で「ブドウの乾燥」を意味します。
その名の通り干して旨味を凝縮させたブドウを使用して仕込むワインで、
イタリア好きの皆様なら、ヴェネト地方の銘酒【アマローネ】を
思い浮かべるのではないでしょうか?
ただ、このワインは収穫したブドウを干すのではなく、
ブドウの収穫を遅らせ(レイト・ハーベスト)、
そのまま房を自然に乾燥させるという手法でがとられています。
これによって、ブドウ自体の糖度と濃縮度が上がり、
濃厚で甘みを伴ったまろやかなタンニンのある風味豊かな
フルボディでリッチなワインに仕上がっているのです。
まさに、温暖なプーリアだからこそ成しえる技と言えるでしょう。
使われている品種は、
ネグロアマーロ60%、メルロー25%、プリミティーヴォ15%、
プーリア赤の重要地場品種をメインに、
メルローをブレンドすることで濃厚な飲み口の中にも程度な酸味が感じられる、
飲み疲れしないバランスの良い飲み心地を産み出しています。
実際に味わってみますと・・・
『深いルビー色と凝縮したカシスやプルーン、
そしてス ミレの花の香りが開けたてから全開。
さらに、カカオやチョコレートを想わせる甘い香りも現れてきます。
豊潤なボディと上品なタンニン、そして程度な酸とほろ苦さが濃密ながら
飲み疲れしないバランスの良い飲み心地を生み出しています。
長い余韻の中にほのかに感じる苦味が最高に快適。
満足感タップリの1本です。』
あのアマローネに通じる飲みこたえタップリの味わいながら、
その価格は超お手頃。
イタリア最強レベルのコスパ[ボッター]の極めつけの1本です。
ロッカ・パリィアーラ・プーリア・ロッソ・アパッシメント 2015
【イタリア】【赤ワイン】【750ml】【フルボディ】【辛口】
1,280円(税別)