『あのナポレオン3世が1855年にボルドーで推進したように、
もしもこの世に[キャンティ・クラシコ格付け]なるものがあったら、
カステリーナの中心にあるこのヴィンヤードは第一級格付けとなるだろう・・・』
イタリア重要評価誌『ガンベロ・ロッソ』が過去に、
こんな賛辞を贈った、まさに[キャンティ・クラシコの
最高峰とも言える超凄腕が産んだ極旨。
その名も、
[フォンテルートリ・キャンティ・クラシコ 2015]
このワインを造る[マッツェイ家]は、
1435年に[カステッロ・ディ・フォンテルートリ]を取得以来、
現在の当主で24代目という歴史ある造り手。
18世紀にはフィリッポ・マッツェイ氏が後にアメリカ大統領となる
トーマス・ジェファーソン氏の依頼により、
ヴァージニア州にブドウの木を植樹し、
アメリカ大陸最初のブドウ畑を作るという歴史も持ちます。
もちろん、過去の歴史だけでなく、現在もあらゆる評価誌、
専門誌から最高レベルの評価を連発。
最高権威と言われる[ガンベロ・ロッソ]におきましては、
最高評価【トレビッキエーリ】の過去通算獲得数が29本!
これはトスカーナのエリアで、
あのアンティノリやカステッロ・ディ・アマなどを抑えてNO1の実績、
イタリア全土でも第5位となるポジションなんです。
この造り手のブドウ栽培には大きな特徴があります。
一つは、ブドウを栽培する区画を「Belvedere」「Caggio」
「Fonterutoli」「Le Ripe」「Siepi」の5つのエリアに分類し、
さらに120の区画に分けて、そのテロワールにあった品種を植えていること。
そして、もう一つは、キャンティの標準的な植樹率が
2,500本/haと言われているところ、
この造り手は7,500本/haと3倍の密度、収量は1本当たり800g~1kgと
徹底した高密度、低収量を行っていることです。
そうして収穫されたブドウは小型ステンレスタンクで区画毎に醸造するという、
他の造り手には真似のできないきめの細かさで、
区画によって微妙に異なるテロワールの特長を最大限に表現、
それを神業といも言える絶妙なブレンドで
最高レベルのワインを産み出しているのです。
さらに、前述の[ガンベロ・ロッソ]でイタリア全土から
ただ一人2000年の最優秀醸造家に選ばれる快挙を成し遂げた
イタリアでも指折りの凄腕醸造家であり、
キャンティ・クラシコ協会の技術部長も務めていたという
カルロ・フェッリーニ氏がコンサルタントとして関わるという、
まさに最強の布陣。
そんな名門凄腕ワイナリーが、エレガンスを追求し造り出す伝統的な、
ベースラインのキャンティクラシコ。
1900年代前半から同じラベルで代々造り続けてられている歴史を感じさせる1本。
225リットルと500リットルのフレンチオーク樽(新樽率は約40%)にで12ヶ月熟成。
今回ご案内の2015年は、ワイン・スペクテータ誌93点のハイスコアを獲得。
また、ヴィンテージは異なりますが、『ワイナート誌』84号の
「キャンティ&キャンティクラシコ50本テイスティング」で見事No.1に輝いています。
『ブルーベリー、プラム、カシスとハーブの優雅な香りと
やわらかくピュアな果実味。
最上級のサンジョヴェーゼらしいエレガントな酸と、
ソフトなタンニンが絶妙なバランスで噛み合い、
滑らかな舌触りが素晴らしい、
気品がありながらもガッシリとした凝縮感も全体から漂う、
素晴らしい出来栄えです。』
やはりこの造り手、そしてこのワインなくして
[キャンティ・クラシコ]は語れません。
フォンテルートリ・キャンティ・クラシコ 2015
【イタリア】【赤ワイン】【750ml】【ミディアムボディ寄りのフルボディ】
2,580円(税別
「フォンテルートリ・キャンティ・クラシコ 2015」への4件のフィードバック
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