シャトー・トゥール・オー・コサン 2007

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知る人ぞ知る、素晴らしいメドック。

質実剛健かつ優雅な気品を併せ持つ、
飲み応えたっぷりの王道的な“ザ・メドック”。

本日ご紹介するのは、なんと10年もの長い熟成を経て、
いままさに最高の飲み頃を迎えつつある素晴らしい状態。

[トゥール・オー・コサン]という名は、
メドック中心 部ブレニャン村にある“コッサンの丘”の
上の古い風車に由来するもの。

シャトーを運営するクリアン家は、
1877年からこの地でワインを造り続けているファミリーで、
現在のオーナーで4代目という歴史あるシャトーです。
とはいえ、メドックのプチシャトーの慣例で、
ワインは長いこと桶売りされており、
シャトー元詰めのワインが売られるようになったのは1974年のこと。
以来、その素晴らしい味わいが評判となり、
地元のみならず国外にも多くのファンを持つ
シャトーになったというわけです。
ちなみに過去のヴィンテージには、
パーカー90点以上も何度か獲得しているという、
じつは驚異的な存在。

ブドウ畑は、粘土石灰質の土壌と砂利質土壌の2タイプの場所にあり、
化学肥料を使用せず自前で堆肥を拵えるなど
伝統的な手法でブドウが栽培されています。
また、周辺のシャトーでは機械収穫が盛んであるのに対し、
あくまでも手摘み収穫にこだわり、完熟ブドウのみを
使用することに徹底しています。

醸造においてもメドックの伝統的なワイン造りが行われており、
メルローは高温で、カベルネは低温で醸すことにより
それぞれの品種特性を余すことなく引き出しています。
また、100%オーク樽熟成を行っていますが、
新樽率は1/4に抑えられており、そのさじ加減は極めて絶妙。

本日ご紹介するのは、10年の熟成を経ていま飲み頃を
迎えつつある、2007年ヴィンテージ。

メドックらしい力強さとしなやかさ、
そして優雅な気品がたっぷりと感じられる素晴らしい味わいに、
思わず深く感じ入らずにはいられません。

その味わいは、
『深みのあるカシスやダークチェリーの香りに、スミレの花、
そしてリコリスやシナモンの甘くスパイシーなニュアンス。
まだまだ濃厚な果実味を残しつつも、その奥からは、
トリュフやシガーを思わせる熟成感がふわりと漂います。
その味わいは凛として寛容、そして優雅。
美しい酸とふくよかな果実味を支える骨太なタンニンは、
しなやかで力強く、まさにメドックらしい佇まい。
芯の強さを感じるどっしりとした飲み応えに、
10年の熟成から生まれたまろやかな旨みが寄り添い、
とてもリッチな飲み心地です。
コンポートを思わせる果実の甘みと、柔らかな熟成感のバランスも絶妙。
長い余韻の果てまでもメドックの強さと気品を感じるワインです。』

メドックらしく質実剛健。
しかし、10年熟成の柔らかな旨みがたまらなく魅力的なワイン。

キノコを添えた牛ステーキや、ローストビーフ、
シンプルなジビエ料理とも相性抜群です。

シャトー・トゥール・オー・コサン 2007
【フランス】【赤ワイン】【750ml】【ミディアムボディ】【辛口】
2,580円(税別)
2,580円(税別)

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「シャトー・トゥール・オー・コサン 2007」への4件のフィードバック

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  2. ピンバック: なおの日記
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