アメリカの有力評価誌[ワイン・エンシュージアスト誌]にて、
91点を獲得し、2016年度年間ベスト・バイ・ワインの
【第一位】
に輝いたのが、今回ご紹介する
[キング・エステート・アクロバット・ピノ・グリ 2015]
しかもジャスト・ヴィンテージの2015年です。
このワインを造ったワインメーカーのスペンサー・スペットネーグル氏によると、
2015年は、例年よりも暖かかく、
ボディもしっかりとしてピノ・グリの果実味のよさが
たっぷりと味わえる味わいとなっているのだとか!
その味わいは
『レモン、パイナップル、ライムのフレッシュな香りに、
甘いカスタードやジャスミンのしっかりとした
ニュアンスが加わって複雑。
口に含むとフレッシュなライムやレモンのジャム、
グリーンマンゴ、グアバなどのトロピカルな果実感、
酸もフレッシュでいきいきとしていて非常に
飲み応えのある白ワイン』
そもそもオレゴンの白ワインというと、
ブルゴーニュ原産であるピノ・グリ。
ブルゴーニュ品種と馴染みのいいオレゴンですが、
植樹が始まった1960年代当初、シャルドネは、
クローンの選び方が悪かったせいで、
あまり成功せず(今ではクローンをかえて成功していますが)、
ピノ・グリが土壌によくあって、オレゴン全土でピノ・グリの栽培が盛んとなり、
オレゴン白といえば、ピノ・グリと呼ばれるようになりました。
今でも作付面積トップは白ワインではピノ・グリです。
ピノ・グリは白ブドウ品種ですが、
ピノ・ノワールからの突然変異とも言われており、
果皮は灰褐色で、通常の白ブドウ品種よりも色も少し濃い目になります。
蜂蜜やメロンなどのトロピカルフルーツの香りが特徴的で、
軽いタイプのものからしっかりめのものまで造られる産地や造り手によって楽しめます。
数多くの生産者がいますが、
その中でも、オレゴン在住でワイン・スペクテーター誌の
辛口コメンテーターとして知られるマット・クレイマー氏が、
『ピノ・グリの基準となる生産者』
と呼ぶのが、今回ご紹介する[キング・エステート]です。
全米のレストラン調査で4年連続ピノ・グリの
人気ナンバーワンに選ばれた実績もあり、それを証明しています。
このレストラン調査は、アメリカのレストランガイドとして
影響力のある【ザガット・ガイド】に掲載されている
レストランに対してアンケートを行い、ナンバーワンを
選ぶというもので、ワインや食のプロが認めた、
ピノ・グリ生産者ナンバーワンの称号ともいえます。
そんな造り手が、もっともっと一般の人にオレゴン白の
魅力を知ってもらい、特別な日だけでなく毎日の食卓で
ピノ・グリを楽しんでもらいたいと造っているのが
本日ご紹介する[アクロバット・ピノ・グリ]なのです。
2015年は例年以上にボディのしっかりとした、
それでいて酸もきりっとして魅力的なヴィンテージとなりました。
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