今や、カリフォルニアだけでなく、世界にその名を轟かす存在
となったロバート・モンダヴィ
1966年の創業以来、絶えず革新を行うとともに、
伝統を守ってきた存在です。
なんといっても、初代ロバート・モンダヴィが、
それまで50年という業界経験から「最高の畑」として入手した、
ワイナリー裏手に広がる【ト・カロン畑】は今もナパを
代表するブドウ畑とされています。
本日ご紹介するワインは、この【ト・カロン畑】のブドウを
100%使用した贅沢なカベルネ・ソーヴィニョン主体のボルドーブレンド。
それが
[ロバート・モンダヴィ・オークヴィル・カベルネ・ソーヴィニョン 2012]
造り手である[ロバート・モンダヴィ・ワイナリー]は、
本年2016年に創業50周年を迎える、ナパ屈指のワイナリー。
とはいえ、創業者であるロバート・モンダヴィは、
それ以前から自分のファミリーのワイナリーを経営しており、
家族間のトラブルから独立して
自分のワイナリーを造ったという経緯があり、
ワイン造りに関しては100年以上の歴史を受け継いでいます。
今ではモンダヴィ家から離れ、大手ワイン会社の傘下にありますが、
初代ロバート・モンダヴィの精神を受け継ぎ、
また当時からの優良畑も受け継いで、
素晴らしいワインを造り続けています。
1966年の創業当時、ナパの事情に精通していたロバート・
モンダヴィ氏が再起をかけて選んだのは、
ナパでも屈指の畑とされていたト・カロン畑で、
その一部にワイナリーを造りました。
この畑の素晴らしさは、今もワイン業界関係者の間では有名で、
2011年には、カリフォルニア州農務局より
[ヴィンヤード・オブ・ザ・イヤー2011]の栄与を受賞しています。
このト・カロン畑のブドウを100%使用したカベルネ・ソーヴィニョン。
カベルネだけでなく、使われているブドウ品種すべてが
このト・カロン畑のものという贅沢なワインです。
上級キュべとなる[リザーヴ]は、
市場価格で19,000円程度もするのですが、
このワインは、なんと半額以下という
プレミアムレンジの中でもお買い得感のあるワイン。
上級キュべである[カベルネ・ソーヴィニョン・リザーヴ]との違いは、
[リザーヴ]がカベルネ・ソーヴィニョン比率90%なのに対し、
このワインはカベルネ・ソーヴィニョン75%に、
カベルネ・フラン12%、さらにマルベック、プティ・ヴェルド、
メルローをブレンドしたボルドー・ブレンドタイプ。
フランス出身のチーフ・ワインメーカーである
ジュネヴィーヴ・ジャンセン女史作らしい、
パワーとエレガントが両立した素晴らしいワインです。
ジャンセン女史は、1978年からロバート・モンダヴィ・
ワイナリーで働き始め、89年から97年まで[オーパス・ワン]の
最高醸造責任者を勤めた後、[モンダヴィ・ワイナリー]の
最高醸造責任者となり、すでにモンダヴィにかかわって
30年以上のキャリアをもっています。
2000年に始まった【ト・カロン・プロジェクト】を成功さ
せたのも彼女の指揮のもとでした。2010年には評価誌
[ワイン・エンシュージアスト誌]の
【ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー】にも輝くベテラン!
フランス政府からも農事功労賞を2009年に授与されています。
決して安いワインではありませんが、
この味わいで8,180円(税別)は、
プレミアム・レンジとしてはコスパのいいワインで、
ワインを知り尽くした上級者の皆様に、
ぜひご愛飲いただきたいワインです。
ロバート・モンダヴィ・オークヴィル・カベルネ・ソーヴィニョン 2012【カリフォルニア】【アメリカ】【750ml】【辛口】【フルボディ】【赤ワイン】
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