その名を世界に知られる憧れの[オーパス・ワン]
前ヴィンテージである2013年は歴代最高と言われた素晴らしい年でしたが、
2014年もパーカーポイント【96点】を獲得するグレート・ヴィンテージ。
2007年以降、ずっと95点以上の高位安定となっていますが、
95点以上は94点以下とは一線を画し、【extraordinary(桁外れ)】
というカテゴリー。
安定した品質とますます洗練されていく味わいは名実ともに
【カリフォルニア・グランヴァン】
その名も
[オーパス・ワン 2014]
今でこそ、世界各地でジョイント・ベンチャーによる
ワイン造りが行われていますが、
その先駆けとなったのが、
ボルドーの1級格付けシャトー・ムートン・ロートシルトの
当時のオーナーであったバロン・フィリップ・ド・ロートシルトさんと
ロバート・モンダヴィさんの画期的な共同プロジェクトとして生まれた
「オーパス・ワン」。
オーパス・ワンの設立は1979年で、すでに30年の歴史をもつ、
カリフォルニア・グランヴァンとして世界中に
その名を知られる[オーパス・ワン]。
すでに30年の歴史と実績があるわけですが、
特にブレーク・スルーとされた2005年以降の安定感は抜群。
実は、オーパス・ワンは、
個性の強いムートン家とモンダヴィ家のジョイント・ベンチャーゆえに、
様々な問題を抱えての出発で、ブレンドについての感性の違いに始まり、
醸造方法、ブドウの育て方、収穫時期、さらにはラベルの
デザインにいたるまで(2人のシルエットのどちらを大きく描くか)、
フランスとアメリカを代表する個性の強い2人の
意見をすり合わせて生み出されたもの。
そして肝心のワインの評価は、当初、名声ほどには高くなく、
年毎でのワインの出来が大きく異なっていたことが、
関係者の間では悩みの種だったのです。
しかし、皮肉なことに、モンダヴィ家が
オーパス・ワンの醸造から完全に手を引いた
2005年以降の安定感は抜群。
パーカーポイント:
2005年:95+点
2006年:93+点
2007年:95点
2008年・2009年:評価なし
2010年:96点
2011年:評価なし
2012年:96点
2013年:97点+
2014年:96点
今回ご紹介する2014年ヴィンテージの評価は、
2017年11月に発表された、まさに最新のホットな評価。
最高評価となった前ヴィンテージよりは低いものの、
ここ数年の高位安定の【96点】。
パーカー評価では、90点ー94点までを【Outstanding(卓越)】、
95点以上を【Extraordinary(桁外れ)】のカテゴリー。
その味わいについて、
『黒果実や赤果実をつぶした香りや、アメリカンチェリーや
マルベリー、森の下草や火をいれたハーブのニュアンスや鉛筆芯に、
様々なスパイスの香り。
丁寧に造られ、赤果実や黒果実を生き生きと際立たせ、
こまかなタンニンと、土やスパイスのフレーバーが層になった、
とても長い余韻を持つ。』
とコメント。
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