トスカーナ地方の西海岸側、
地中海気候の恩恵をたっぷりと受けているボルゲリ地区は、
1980年代後半から、世界に旋風を巻き起こした
スーパー・トスカーナの誕生の地です。
現在のようなカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを
ブレンドした赤ワインがDOCに認められたのは1990年代のこと。
もちろんテヌータ・サン・グイドのサッシカイア、
それに続くオルネライアなどのスーパー・トスカーナの
世界的な大成功を受けてのこと。
地元トスカーナの[アンティノリ家]や[リカソーリ家]などと並ぶ名門中の名門で、
このワイナリー以外にも数多くのワイナリーを傘下に収め、
そのどれもが超一流のものばかりという[フォロナリ家]が、
満を持してこの地ボルゲリに進出し、興したのが今回ご紹介のワイナリーなんです。
そして、ワイン造りをコンサルタントするのは、
あの[ル・パン]や[ヴァランドロー]といった、
世界的にも超入手困難なシンデレラワインを産みだしてきた、
超カリスマ醸造コンサルタント、ミッシェル・ロラン氏。
トスカーナ屈指の名門と超カリスマ醸造コンサルタントの
コラボレーションともなれば、
リリース当時から注目の的となっていましたが、
その前評判とおり、初リリースの2003ヴィンテージが
ヴェロネッリで94ポイント獲得という快挙を成し遂げ、
その後も最高満点を連発。
2006年も93点の最高評価スーパー・トレ・ステッレ3ツ星を獲得。
あのサッシカイアの92点を上回る時価数万円の
スーパータスカン圧勝の衝撃評価を獲得したんです。
そればかりか・・・
あの世界有数のワイン情報誌ワイン・スペクテーターで、
最もオススメワインに与える[ハイリー・レコメンデッド]の称号を獲得。
このワインが選ばれた号はトスカーナワインを特集していたのですが、
[ハイリー・レコメンデッド]を獲得いたしましたのは、あの[サッシカイア]のみ。
今回ご案内は最新リリースの2014年。
このヴィンテージもヴェロネッリで90ポイントを獲得
実際、試飲してみますとこれがいつもとおりの美味しさ
もはや、このワインにはヴィンテージは関係ないのかもしれません。
『いつもながらもガーネットがかった濃いルビー色、
赤く小さな果実を想わせる甘美な香りに、ハーブやスパイス、
さらにはコーヒーを想わせる香りが重なり合い、
もううっとりとしてしまうほど。
心地よいタンニンと凝縮した果実味がもたらす絹のような舌触りも素晴らしく、
ふくよかでエレガント、そして豊かでボリュームのあるボディは
まさに最高級トスカーナの風格。
そして期待を遥かに超える長い余韻にも豊かな果実味が満ち溢れています。』
「カンポ・アル・マーレ・ボルゲリ・ロッソ 2014」への2件のフィードバック
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