シャトー・ベルグラーヴ 2012

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オー・メドック第5級格付けの[シャトー・ベルグラーヴ]は、
有名シャトーがひしめく『サン・ジュリアン』の近郊、
人気シャトー[シャトー・ラグランジュ]に隣接する
『サン・ローラン・メドック』という村に、
ひっそりと佇むシャトーです。

1979年に地元ボルドーの有力ネゴシアン[ドゥルト社]が
買収して以来、徐々にワイン造りに投資が行われ、
ラグランジュのすぐ裏の砂利質の丘という
ポテンシャル溢れるテロワールを感じられる
ワインが造られるようになりました。

さらに、カリスマ天才醸造家[ミシェル・ローラン]が
コンサルタントとしてブドウ畑の大幅な植え替えを行い、
例外的に高かったメルロの比率を低くする一方で、
カベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高するなど、
ワイン造りも一新、その品質も劇的に向上しています。

それでありながら、多くの格付けシャトーのような価格
の高騰もまだなく、オー・メドックの格付けシャトーと
は思えないほどリーズナブル。

今回は2012年ヴィンテージ。
メルローの年と言われるこのヴィンテージにおいて、
カベルネ・ソーヴィニヨンを65%、メルロー35%と、
良質のカベルネ主体の、ボルドー左岸のメドックらしい
ワインを生み出し、このヴィンテージの成功作とされています。

【ワイン・エンスージアスト誌】は【91~93点】のスコアとともに、
『リッチで濃密なストラクチャーにおおわれたブラック
ベリーの風味。味わいは熟し、酸度とジューシーさ、
研ぎ澄まされ濃縮したキャラクターによりバランスが保
たれている。』のコメント。

また世界中で最大購読者数を誇る
【ワイン・スペクテーター誌】も、【87~90点】のスコアに、
『心地よいプラム、ブラックベリー、
ローストしたバニラの風味を持ち、熟して親しみ易いワイン。
ジューシーなフィニッシュは控えめ。』とコメントしています。

またシャトー自身も、
『ブラックベリーやカシスなどの黒いフルーツ、
森やミントにかすかなモカ等のブーケは複雑』
『バランスがとれフレッシュ、
長いフィニッシュまで終 始エレガント』
なワインに仕上がったとし、
すぐ隣のサン・ジュリアン的な1本と解説。

近年、
カリスマ的醸造コンサルタント「ミシェル・ローラン」により、
第5級グラン・クリュの座を確固たるものにした
オー・メドックの雄[シャトー・ベルグラーヴ]。

収穫期の雨に悩まされたシャトーが多い中、
作柄の良いブドウを確保し、カベルネ中心の
メドックらしいボルドーとなった2012年。

「ワイン・オブ・ヴィンテージ」
とされても不思議でない出来栄えです。


シャトー・ベルグラーヴ 2012
フランス 赤ワイン 740ml ミディアム寄りのフルボディ

ワイン専門リカーショップ

「シャトー・ベルグラーヴ 2012」への2件のフィードバック

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