冷涼地で、白ワインの銘醸地、フランス・ロワール、
海にも近いナント地方は爽やかなワインの代表産地、
キリッと冷やして、暑い夏にすっきり、
また寒い冬は、ポン酢などで食べる水炊きのお鍋にも
ぴったりのこのワイン、
その名も、
[ドメーヌ・シェロー・カレ
グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテ クロ・キャファン 2016]
このワインを造るのは、なんと1412年から続く、超老舗ワイナリー。
じつはこのワイナリーは、
白ワイン造りにおける重要な醸造法のひとつ、
【シュール・リー製法】で造られた
【ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ】
のワインを世に広めた立役者。
(※シュールリー製法は発酵後、ワインを滓引きしないで
そのまま発酵槽の中に放置して翌年の春頃に滓の上に
あるワインの上澄みだけを取り出すこと。
一般的に若々しく、爽やかでフルーティーなワインにな
ると言われています。)
このシュールリー製法のワインがパリを中心に大ヒット
したことがきっかけとなり、
INAO(フランス原産地呼称国立研究所)で
1977年にこの【シュールリー製法】は正式に認められました。
また、このワインのブドウ品種は、
ロワール地方では【グロ・プラン】、
他の地方では【フォル・ブランシュ】
と呼ばれており、
ナント地方で16世紀と古くから植えられている古来の地場品種。
さらに、テロワールもこの地ならではの特有のもので、
海に近いことからミネラル感に少々塩っぽさを感じることがあります。
土壌は火山岩と片岩(シスト)の混合層に砂と砂砂利が重なったもの。
火山岩と片岩からは独特の締まりのあるミネラル感、
砂と砂砂利からは軽さが表現される、この地ならではの特有な味わいです。
他のどの地方のワインとも違う個性を持ち、
まさにこのナント地方のグロ・プラン種にしか出せない魅力を
存分に発揮したこのワインは、当然ながら評価も上々。
【ワイン・アドボケイト】、
【ワイン・スぺクター】、
【ル・ギィード・アシェッド・デ・ヴァン】、
【ワイン&スピリット】
【ワシントン・ポスト】
など世界中の有名評価雑誌で高評価を得ています。
その味わいは、
『みずみずしいライムに、グレープフルーツや
レモンのフレッシュ感がはじけ飛ぶ!
潮風のようなミネラル感とわずかにハーブのニュアンスも感じられ、
とても爽快なアロマです。
一口飲めば、スダチを思わせる酸味が爽やかに走り抜け、
また、それを追いかける旨みを伴うミネラル感が印象的。
伸びやかな酸にレモンのゼストのようなほろ苦さが寄り添い、
なんとも涼やかな飲み心地!
ジューシーな柑橘のアロマの奥からは、
白桃や洋ナシの甘い香りもふわり。
果実のアロマに満たされつつ、
酸と旨みの余韻がゆっくりと長く続いていきます。』
パリをはじめ、世界中のビストロやレストランでも採用
されているように、お料理にはとても合わせやすいワインです。
生産者によると、
『キンキンに冷やしすぎず、8~9℃ぐらいで飲むのがおすすめ』
だそうで、喉越しやキレのよさはもちろん、
フルーティーなアロマもたっぷりと楽しんでほしい、とのこと。
生牡蛎との相性は、とりわけ抜群。
貝類やエビとももちろん、
魚介類の料理にあわせて飲み たい白ワインです。
ちなみに生産者のおすすめは、寿司とのマリアージュ。
ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2016【フランス】【白ワイン】【750ml】【ライトボディ】【辛口】
「ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2016」への1件のフィードバック
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