『これは凄い、感動的な旨さ』
シャトーのセラーにて23年間じっくりと熟成させた
希少ストックのヴィンテージワインを、
最近になって蔵出し直送されたという、
超スペシャルな掘り出し物。
そのヴィンテージは、90年代を代表するボルドーの
優良ヴィンテージである1995年。
23年に及ぶ長い長い熟成を経て、まさに今、眠りから醒
めた極旨熟成ボルドーが、本日のご紹介です。
このワインが造られているのは、ボルドー地方を流れる
ジロンド河の河口近くの右岸、
プルミエール・コート・ド・ブライ地区。
気品あふれるカベルネ・ソーヴィニョンを主体に、
ふくよかな果実味が魅力のメルローと、
しっかりとした骨格が特徴のマルベックをブ
レンドした赤ワインです。
そしてなんといってもこのワインの凄さは、
23年に及ぶ驚異的な長期熟成にあります。
ほとんどのワインがおよそ1年ほどの熟成の末に瓶詰めされて
市場に出回り、あっという間に早飲みされてしまうのに対し、
[シャトー・レ・ジュアル]はこのワインにとっての
“真の飲み頃”を迎えるまで、長い長い年月の間、
シャトーの貯蔵タンクでじっくりと静かに熟成を続けていたという、
超希少なワインなんです。
今回の蔵出し直送に合わせて最近瓶詰めされたという
このワインは、まさにたった今、眠りから醒めたばかり。
23年熟成と聞いて、どれほどの熟成感かと思いきや、
これが意外なまでに若々しく、凝縮感たっぷりの
とんでもないワインだったのです。
その味わいは、
『艶やかなカシスの香りがゆっくりと目覚め、
深みのあるダークチェリーと小粋なブラックベリーが立ち上る
魅惑的なアロマ。
驚くほどに若々しいその香りは、ほのかにスパイシーで、
またフローラルなニュアンスさえ備えている、
まさに年齢不詳の謎の美女。
一口飲めば、そのなめらかさに身を委ねつつも、
フレッシュ感のあるきれいな酸と瑞々しい果実味に思わず驚嘆!
枯れた熟成感はあまり感じさせず、緻密なタンニンのボリューム感は
今なお健在という恐ろしさ。
それでもやはり、23年という歳月が生み出した柔らかな旨みと
懐の深さが印象的で、そのふくよかな余韻があまりにも甘美です。
グラスの中でじわりと味わい深さを増していく、
とても素晴らしい美酒です。』
23年間セラーからまったく動かされず、
静かに熟成をしていたというだけあって、
その味わいは意外にもまだまだ若さとピュアさ、
そして深みを備えた素晴らしい状態です。
王道のステーキやローストビーフとの相性は、
言うまでもなく最高。
または、時間と共に変化するアロマと旨みを噛みしめつつ、
ワインにじっくりと向き合うのもまた一興・・・
今や、めったにお目にかかれない超大当たり年
【1995年ヴィンテージ】の23年熟成ボルドー。
「シャトー・レ・ジュアル 1995」への2件のフィードバック
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