あのボルドー最高峰、いや世界最高峰といっても過言ではない、
あの[ペトリュス]で25年に渡り醸造を担当してきた職人の子孫が造る、
超お手ごろ激旨ボルドー。
久しぶりに飲んでも、やはり目覚しく旨い、
どこか[ペトリュス]の雰囲気すら漂う・・?!
とも思える品格と完成度!!
しかも、そのお値段は相変わらず超お手ごろ、
このコストパフォーマンスはありえません。
その名も、
[フラン・ボーセジュール 2015]
このワインを造るのは、リュサック・サンテミリオンと
ACボルドーのちょうど境目の場所にある
[シャトー・カノン・ラフォレ]という小さなシャトー。
まだあまり名前が知られていない小さなシャトーですが、
じつは現在このシャトーを所有し、
ワイン造りの一切を担当している、セドリック・ミオ氏の祖父は、
なんとあのフランスワインの頂点[ペトリュス]で25年間に渡り
醸造を担当していた人なんです。
そしてその祖父からペトリュス直伝のワイン醸造の指導を受け、
小さなテクニックからワイン造りにおける哲学まで
さまざまなことを受け継いで造っているのが、
この[フラン・ボーセジュール]なのです。
『ACボルドーでここまで手をかけて造る生産者はまずいないだろう。』
と、セドリックさんが自負するほどの丁寧なワイン造りは、
もちろんその味わいにもはっきりと現れています。
その味わいは、
『しっとりと深みのあるカシスの凝縮感に、
完熟のラズベリーの滴るような果実味が印象的。
ブラックペッパーやリコリスのスパイシーなアロマや、
ビターチョコレートの芳醇な風味も加わり、
その落ち着いた優雅な香りに思わずひきつけられます。
上品なオーク樽のニュアンスもたまりません。
一口目から求心力のある味わいは、やはり期待通り。
濃密かつフレッシュ感のある果実味は、
美しい酸と絶妙なバランスでもってその存在感を高めています。
緻密なタンニンのほどよいボリュームと質感は飲み応えがあり、
時間とともに豊かな旨みがあふれ出します。
充実のベリー感がなおもたっぷりと香る中、
まろやかな渋みの余韻が柔らかな旨みと溶け合って
素晴らしい後味を残します。』
その“丁寧なつくり”は、一口飲んだ瞬間から明白、
[ペトリュス]出身の祖父からの技術と哲学は、
本当に受け継がれたんだと納得できる完成度の高い味わいです。