まずは、[ルカ・マローニ]というガイド誌につきまして、
少々説明させてください。
このガイド誌の特徴は、各ワインを
Consistenza(凝縮感・充実感)
Equilibrio(バランス感)
Integrita(全体感)
以上、3つの面から各33点満点で評価。最高点は99点となります。
果実味の凝縮感やバランスの良さに重点を置いた個性的な採点で定評があり、
お手頃なワインが、ピエモンテやトスカーナなど
イタリア最高レベルのワインを上回る高得点を獲得することも珍しくありません。
言い換えれば、お手頃価格で数々の掘り出し物を発見でき
るとても便利なガイドなんです。その点が最も消費者目線
という定評を得ているのでしょう。
今回ご案内のワインもまさにそんな1本
99点満点中、圧巻の97点を獲得
92以上を≪めったにない、最高のワイン≫とランク付けしている、
このガイドでもこの97点というスコアはほとんど付けられていません。
しかも、
≪ベスト・キャンティ・クラシコ≫の称号も。
そのコメントたるや・・・
『センセーション!!!今までに造られたキャンティ・クラ
シコの中でもベストの1本、脱帽だ。』
と、まさに大賛辞を贈っているんです。
実際に味わってみますと・・・
『赤いベリーとプラムのやわらかくピュアな果実味と
スミレの花の優雅な香り!!そこにスパイスの香りと、
ほのかにチョコレートを想わせる心地よい苦味が、
さらなる複雑味を造りだしています。
それらの要素が見事なバランスで溶け合ったリッチで高級感ある飲み心地は、
まさに、キャンティ地区のサンジョヴェーゼの醍醐味、
余韻には、ヴァニラの甘みまで感じられます。』