世界が最も注目するといっても過言ではないワイン・ランキング。
それが年末に発表される[ワイン・スペクテーター年間トップ100]
このランキングにおいて、チリワインとして初の年間
第一位に輝いたのが、今回ご紹介するワイン。
実は、それ以前にも年間第2位、第3位に輝いており、
その安定した類稀なるパフォーマンスは、
チリ・カルトの中でも群を抜いています。
今回ご紹介する最新ヴィンテージ2012年も、
そのパワフルであり、かつ優美な味わいは
一口飲んだだけも虜にさせられてしまう不思議な魅力に溢れており、
元ワイン・スペクテーター誌主幹のジェームズ・サックリング氏が
【96点】をつけるグレートワイン。
すべてのグレートワイン好きに捧げる最高の味わい
それが
[カーサ・ラポストール・クロ・アパルタ 2012]
造り手である[カーサ・ラポストール]は、
フランスの超有名なる醸造ファミリー、
[グラン・マルニエ]家6代目のアレクサンドラ・マルニエ氏が
1994年に設立したワイナリー。
1880年代に世界的に有名なオレンジ・リキュールを生み出し、
今では世界市場のトップに君臨するグラン・マルニエの伝統は
常に革新を求めること。
それが他ならぬウワイン醸造であり、
新天地チリにおいて、それが実際のものとなりました。
当初より、世界的にも著名なコンサルタント、ミシェル・ロラン氏を起用し、
畑を選定するところから醸造にいたるまで、
すでに20年以上、両者の関係は続いています。
2人の目にとまったのは、
今ではチリ最高峰のブドウ畑として知られる[クロ・アパルタ]
クロ・アパルタは、
黒ブドウ品種の名醸産地コルチャグア・ヴァレーの3方を
山に囲まれた馬蹄型の土地の斜面に広がっています。
アンデス山脈と太平洋からの冷涼な風により昼夜の寒暖差が大きく、
目の前を流れる川により急激な天候の変化を受けにくい恵まれた環境です。
斜面の上の部分と下の部分では土壌が微妙に異なり、
個性の違う複雑なキュべを生む原動力ともなっています。
オーガニック栽培で自然に優しい栽培をしてきましたが、
2011年には完全にビオディナミに移行し、
ビオディナミの認定である[DEMETER]を取得。
年々、ワインの味わいは洗練されてきていますが、
今回ご紹介する2012年は、
非常に雨の少ないヴィンテージとなったせいか、
凝縮された果実感が深い味わいを生み出しています。
『色は濃い赤黒いボディで粘性も高く、立ち上がる香りも
凝縮したブラックベリーやなめし皮などが感じられ非常に濃厚です。
口の中にはイチジクやベリーのドライフ ルーツに、
スパイスやエスプレッソ、森の奥深くで感じる
大地のフレーバーが感じられます。
音楽が聞こえてきそうな静けさを感じさせるワインです。』
ミシェル・ロランが造るワインらしい力強さ、芯の強さがあり、
リッチで充実した味わいは、チリ・カルトの真骨頂です。
ぜひ、ご堪能ください。