まずは、[ルカ・マローニ]というガイド誌につきまして、
少々説明させてください。
このガイド誌の特徴は、各ワインを
Consistenza(凝縮感・充実感))
Equilibrio(バランス感)
Integrita(全体感)
以上、3つの面から各33点満点で評価。
最高点は99点とな ります。
果実味の凝縮感やバランスの良さに重点を置いた
個性的な採点で定評があり、
南エリアのお手頃なワインが、
ピエモンテやトスカーナなどイタリア最高レベルのワインを
上回る高得点を獲得することも珍しくありません。
言い換えれば、お手頃価格で飲み応えタップリのワインを
探す愛好家の方々にとっては数々の掘り出し物を発見
きるとても便利なガイドなんです。
その点が最も消費者目線という定評を得ているのでしょう。
その[ルカ・マローニ]で、
なんと最高満点99ポイントを獲得したのが、ご案内のワイン。
92以上を≪めったにない、最高のワイン≫とランク付けしている、
このガイドでも満点99ポイントというスコアはほとんど付けられていません。
[グラン・セレッツィオーネ]は、最良区画の厳選ブドウだけを使用、
フレンチオークの新樽で30ヵ月熟成させた、
生産本数は2200本ほどの超稀少キュヴェ。
前ヴィンテージは[ヴェロネッリ誌]で、
あのサッシカイアと同点の94点。
過去には[デキャンター誌]でも【ハイリー・リコメンドッド】
評価を獲得するなど、今やキャンティ・クラシコの最高
峰の1本と言えるでしょう。
その味わいは、
『上品でエレガントな色合いスミレの花、ブルーベリー、
プラム、カシス・・・全体を貫く心地良いほろ苦さと複雑な香り。
口に含みますとしなやかでシルクのような滑らかなタンニンと
快適でバランスの良い酸とミネラル感が溢れ出ます。
パワフルな味わいの中に、気品に溢れる優しい香りが漂う、
最上級のサンジョヴェーゼだけがもたらしてくれる極上のアロマ、
多様で複雑なあらゆる要素が素晴らしいバランスで溶け合った、
まさに、超一流のキャンティ・クラシコです。』