ボルドーのサン・テステフにある、
珍しい丸屋根と二つの塔のある白い建物の第三級格付け
[シャトー・カロン・セギュール]は、
その発祥をローマ時代に遡ることの出来る歴史あるシャトーで、
数ある格付けシャトーとしては最北端に位置しています。
現在の所有者は「カルベン・ガスクトン夫人」ですが、
シャトーとしての名声はなんと言っても、
18世紀の所有者だった「セギュール侯爵」に因ります。
侯爵が
『我ラフィットやラトゥールをつくりしが、我が心カロンにあり』
と言ってはばからず、
以来シャトーのいたるところにハートマークをつけた故事はあまりにも有名です。
侯爵の「カロン」に対する溺愛ぶりは、
ラフィットやラトゥールを手放した後も
このシャトーだけは手放さなかった事実だけでなく、
「カロン」のラベルに大きなハートを飾り、
「セギュール」の名を配し「カロン・セギュール」
とした事でもわかります。
その侯爵の思いが今も生き続け、
『他の誰よりも、あなたを愛しています』
というメッセージ性がクリスマスやバレンタインデーでの
贈物として大きな人気を集めているのです。
しかしながら、この[シャトー・カロン・セギュール]の本質は、
1855年の格付けで第三級に格付けされたその品質と味わいにあるのです。
そのサードラベル、
[サン・テステフ・ド・カロン・セギュール]の
最新2015ヴィンテージが入荷いたしました。
畑の区画と、バリックの使い方は違いますが、
醸造工程はカロン・セギュールやセカンドの
ル・マルキ・ド・カロン・セギュールとほぼ同じ。
しかも
『ボルドーの復活を見た』と言わしめた近年最高の
グレートヴィンテージ!!
ファーストのカロン・セギュールもパーカー93点、
スペクテーターでも93点の高評価!!
『カベルネ主体のボルドーらしいミントやバジルの風味に、
黒コショウのようなスパイシーさとミネラル感。
それと共に感じるブラックチェリーやカシスに
スミレの花のニュアンス。
口に含みますと、凝縮感の果実味の中に
しなやかなタンニンがバランス良く感じられます。
カロン・セギュールの優美でクラシックなスタイル、
そして、サンテステフの土壌からくる葉巻のような
深い余韻もたっぷりお楽しみいただけます。』
『われラフィットやラトゥールをつくりしが、
わが心カロンにあり』と
セギュール侯爵がこのシャトーを最も愛したことで
ラベルにハートマークが大きく描かれている、
そんな愛すべき[カロン・セギュール]の
サードワインが極少量入荷。
このワインで大好きな人と一緒に、
是非是非、最高の夜を演出してみてください。