2年連続アカデミー賞レセプションに登場
世界中の映画ファンが注目する、アカデミー賞。
長年、アカデミー賞レセプションで振舞われるシャンパンは
モエと決まっていましたが、2013年、2014年と2年続けて
登場することになったシャンパンが本日のワイン。
設立1985年と若く、ほとんど無名に近いシャンパンメゾンを
レッド・カーペットにいざなったこの大事件に、生産者自身が、
『まるでシャンパン部門のアカデミー賞を受賞したかのよう』
と、感激するのもうなずけるサプライズ。
有名ワイン評論家も『ヴァリューが高い』と絶賛する
知る人ぞ知るシャンパンです。
それが、
[アラン・ティエノ・シャンパーニュ・ブリュット]
18世紀から続く古いメゾンが多いシャンパーニュの中にあって、
[アラン・ティエノ]は1985年に設立された比較的若いメゾンです。
代々、シャンパーニュで働いてきた家系に育った
アラン・ティエノさんは銀行員を経て、シャンパンメゾンで働き、
いつかは自分のメゾンを持ちたいと思っていました。
1976年にピノ・ノワールで有名なアイ村とシャルドネで有名な
メニル・シュール・オジェ村で数ヘクタールのブドウ畑を購入し、
1985年には自身のメゾンを設立し、夢を実現。
古い伝統のあるメゾンの多いシャンパーニュにあって、
それを実現するには、卓越した起業家精神が必要だったといいます。
それは、シャンパン業界でも一目おかれていて、
今では、いくつかのシャンパンメゾンを傘下におさめ、
また日本でも有名なシャンパンメゾン[ジョセフ・ペリエ]
の経営にも参加するほどです。
とはいえ、[アラン・ティエノ]自体は、
ワイン造りを息子のスタニスラスが行い、
マーケティングは娘のギャランスが担っている家族経営のメゾンであり、
いいものを真摯に造ってきたからこそのバリューの高さには、定評があります。
シャンパンの評論家であり
[シャンパン]の著者、マイケル・エドワード氏も、
『家庭やレストランでいつも用意しておきたい完璧なシャンパン。
みずみずしくフルーティーで、優しく、気取らない。
特に(このブリュットはティエノのラインナップの中でも)
価格以上の価値がある。』
とコメントし、
『私のお気に入り』『ヴァリューが高い』
とこのシャンパンを絶賛し、
[ワイン・スペクテーター誌]も、2度にわたって91点という
高得点を与えています。
実際に当店でも味わってみたところ、
『グラスから立ち上がる泡が非常に美しく、細かく、綺麗!
香りはすっきりとした赤リンゴや酵母、洋ナシ、さくらんぼなどのフレッシュな果実。
口に含むと、細かな泡が口全体にふわっとひろがって、
軽やかな中にも芯のある果実と焼きたてのパンやミネラルのニュアンスが
適度にバランスして、全体はとってもエレガント。
酸味やミネラルは、王道のシャンパンらしい落ち着きと、
バランスのよさで、余韻も長く、穏やかで豊かなニュアンスが
最後まで持続します。』
ブレンド比率は、シャルドネ45%、ピノ・ノワール35%、
ピノ・ムニエ20%と、まさに王道のシャンパン。
表情ゆたかな味わいで、繊細な料理にももちろんのこと、
ワインだけ飲んでもいい穏やかな酸味が特徴です。
シャンパンにしてはスタイリッシュな赤いラベルも特別感を
演出しています。
ぜひ、お楽しみください。