明けましておめでとうございます。
年明けに芸能人格付けチェックというテレビ番組で
100万円のワインと5000円のワインの飲み比べ
と言うのをやっていましたが、
冗談じゃない。
ワイン愛好家にとって5000円のワインといえば、
高級でとっても美味しいワインです。
もう、口に含めば、気分はエレガンス!
高級ホテルや高級レストランでの販売価格なので
かなりいい加減な値段ですが、
ワインショップなどで買えば5分の1とか、10分の1でしょう。
私が飲んでみてこれは違うな~
と思う価格は、大体3000円以上。
もちろん、これ以下でもおいしいワインがたくさんあります。
安いワインを見下しているかのような趣向でちょっと残念でした。
★パーカー91点!!★
もう本当に、このトータヴェルってところは、凄すぎだと思うのです。
南仏ルーシヨン地方のかなり南、もうすぐスペイン国境、という場所にあるトータヴェル村。
きらめく地中海を見下ろすピレネー山脈の東の麓、
黄金の太陽をたっぷりと浴びて完熟したブドウから造られる
そのワインは、なんと濃密で、なんと魅惑的。
このトータヴェル村で魅力的なワインを次々と生み出しているのは、
なんとブドウ農家からブドウを供給されてワインを造る生産者組合。
そしていま、有力ワイン評価誌から高得点を獲得し、
非常に注目を集めているのです。
本日ご紹介するこのワインは、
ワイン界の権威ロバート・パーカー氏主宰のワイン・アドヴォケート誌において、
なんと【91点】という高得点を獲得。
並み居る高級ワインや老舗ドメーヌと並び、
とってもカジュアルなお手頃価格のワインが、
あっさりと91点を獲得してしまう痛快さ。
そして、本当にこれが美味しいんです。
いわゆる南仏的な濃厚さだけではなく、
そこには優雅さがあり、艶があるのです。
その味わいは、
『黒々と艶めくブラックベリーと、カシスリキュールほどに濃密な香り。
メントールのような清々しさとウッディなニュアンス、
さらに黒胡椒とリコリスのスパイシーなアクセント。
ダークチェリーのコンポートの風味も甘く香り立ちます。
一口飲めば、しっとりと滑らかな舌触り。
しかしすぐさま輪郭のはっきりとした酸と濃厚なベリー感が現れ、
メリハリのある味わいを生み出しています。
細やかなタンニンが構築する骨格は意外としっかりしており、
ふくよかな果実味をまとってボリューム感たっぷり。
ビターな後味とバルサミックな香りに誘われて、ついついグラスが進みます。』
シルキーな飲み心地に誘われて飲んでいると、
意外にもたっぷりとした飲み応え。
ローストビーフや熟成チーズをつまみながら、
ゆるゆると飲みたい雰囲気です。