フォンテルートリ・バディオラ 2016

Facebook にシェア
Pocket

『あのナポレオン3世が1855年にボルドーで推進したように、
もしもこの世に[キャンティ・クラシコ格付け]なるものがあったら、
カステリーナの中心にあるこのヴィンヤードは第一級格付けとなるだろう・・・』

イタリア重要評価誌『ガンベロ・ロッソ』が過去に、 こ
んな賛辞を贈った、まさに[キャンティ・クラシコの最高峰とも言える超凄腕が産んだお手頃激旨。

その名も、 [フォンテルートリ・バディオラ 2016]

このワインを造る[マッツェイ家]は、
1435年に[カステッロ・ディ・フォンテルートリ]を取得以来、
現在の当主で24代目という歴史ある造り手。
18世紀にはフィリッポ・マッツェイ氏が後にアメリカ大統領となるトーマス・ジェファーソン氏の依頼により、
ヴァージニア州にブドウの木を植樹し、アメリカ大陸最初のブドウ畑を作るという歴史も持ちます。

もちろん、過去の歴史だけでなく、現在もあらゆる評価誌、専門誌から最高レベルの評価を連発。
最高権威と言われる[ガンベロ・ロッソ]におきましては、
最高評価【トレビッキエーリ】の過去通算獲得数が、
トスカーナのエリアで、あのアンティノリやカステッロ・ディ・アマなどを抑えてNO1の実績。

この造り手のブドウ栽培には大きな特徴があります。
一つは、ブドウを栽培する区画を「Belvedere」「Caggio」「Fonterutoli」「Le Ripe」「Siepi」
の5つのエリアに分類し、さらに120の区画に分けて、そのテロワールにあった品種を植えていること。

そして、もう一つは、キャンティの標準的な植樹率が 2,500本/haと言われているところ、
この造り手は 7,500本/haと3倍の密度、収量は1本当たり800g~1kgと徹底した高密度、
低収量を行っていることです。
そうして収穫されたブドウは小型ステンレスタンクで区画毎に醸造するという、
他の造り手には真似のできないきめの細かさで、
区画によって微妙に異なるテロワールの特長を最大限に表現、
それを神業といも言える絶妙なブレンドで最高レベルのワインを産み出しているのです。

さらに、前述の[ガンベロ・ロッソ]でイタリア全土から、
ただ一人2000年の最優秀醸造家に選ばれる快挙を成し遂げた
イタリアでも指折りの凄腕醸造家であり、
キャンテ ィ・クラシコ協会の技術部長も務めていたという
カルロ・フェッリーニ氏がコンサルタントとして関わるという、
まさに最強の布陣。

そんな超凄腕の実力が、お手頃価格で堪能できるのが、
標高480mと最も高い所に位置する畑の、
サンジョヴェーゼとメルロー主体で仕込まれる[バディオラ]。

『ベリーやカシス、チェリーなどの小さな果実の凝縮した果実味、
さらにはザクロの甘いニュアンス。
口の中では、ヴェルベットのようなしなやかさを持つタンニンが素晴らしいバランスで、
アロマティックで豊かな味わいを産み出しています。
後味にしっかり感じられる心地よいほろ苦さも絶妙の一言。
飽きることなく飲み続けられる、理屈抜きに美味しいワインです。
ラグーソースのパスタ、ピッツァ、ローストチキンなどと抜群の相性でしょう。』




フォンテルートリ・バディオラ 2016