アイマン ピノ・ロゼ・ゼクト・ブリュット NV

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季節を問わず、一年中活躍しそうなロゼ・ゼクト。

しかも、ビオディナミ農法で栽培されたシュペートブルグンダー
(ピノ・ノワール)100%使用。

ドイツではまだ珍しい、ビオディナミ認証団体の最高峰
デメター認証付の瓶内二次発酵ゼクト。

ドイツは世界で一番スパークリングワインを消費する国
として知られています。大部分は安価なゼクトですが、
近年、高品質のゼクトの生産が右肩上がりで増えています。

もちろん、このゼクトもその高品質なタイプ。

高品質のゼクトの生産が右肩上がりの理由の一つは、
ゼクトの原酒となるワインまでをワイナリーで造り、
そのあとの過程をゼクト造りの専門の会社にお任せします。

そのため、高価な機械の導入や難しい技術などはその道の
プロフェッショナルのメンバーにお任せするため、
お買い得な価格で美味しい原酒で最高の技術によるゼクトが
造られるのがドイツの現在のちょっとしたトレンドです。

元々、世界第一位の泡の消費国、ドイツですから、
その厳しい品質の基準はお墨付き。
さらに美味しいワインが原酒とくれば、注目しないわけにはいきません。

美味しいドイツの高品質のゼクトの絶対条件は
【原酒としてのワインが美味しいこと】、
美味しいワインの延長線上に美味しいゼクトがあると言えるでしょう。

数年かけてドイツ国内で評判のゼクトを作るワイナリーを訪問し、
その中で特に気に入ったのが、この【アイマン】のゼクト。
ドイツではまだ珍しい、ビオディナミ認証団体の最高峰、デメター認証付。

こちらのゼクトは、ワインまではワイナリーで造り、
酵母ももちろんワイナリーの酵母を使ってもらい、
瓶内二次発酵により完成させています。

品種はシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)。
畑の土壌は、レス土壌が中心で、石灰質系土壌も。
柔らかさの中にも石灰質ならではのストラクチャーや
引き締まった酸、ピュアに土地のキャラクターを表していると感じました。

栽培は認証付ですから、もちろん、ビオディナミ農法に
よって葡萄を育てています。全て手摘み。

醸造は使用した樽を使い、16℃で14日間発酵。
その後はフレンチオークで6か月熟成。
それで完成したワインがゼクトの原酒として使われます。
そのあとは規定により、最低でも9か月以上は瓶内二次発酵が行われます。

ファルツはドイツの中でもフランスに近く、南部にあたるため、
比較的温暖で、明るい太陽を彷彿させるような
印象がワインにも感じられます。
そのファルツらしいポジティブな、
お昼のランチ時のパーティにも飲みたいタイプです。

もちろん、夜のディナーの際には素敵なグラスでゆっくりと
上質な時間を演出してくれますが、明るい太陽の元、
ハンバーガー片手にこのゼクト、というシチュレーションまで合いそう。
元々美味しい原酒のワインが使われているので、
多少泡が消えた後でもワインそのものとして楽しめるのも二度美味しいところ。




アイマン ピノ・ロゼ・ゼクト・ブリュット NV