オー・ボン・クリマ・イザベル・ピノ・ノワール2015

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ブルゴーニュ的なカリフォルニア・ピノ・ノワールの先駆者として、超有名なる造り手!

今は亡き巨匠、アンリ・ジャイエのもとで修行し、
ブルゴーニュスタイルをカリフォルニアにもたらし、
今もその素晴らしい味わいで、世界中を魅了する造り手で、
あの[カレラ]と並び、『もうひとつのカリフォルニア・ロマネ・コンティ』
とささやかれるのがこの造り手です。

今回ご紹介するのは、
その中でもカリフォルニア各地の素晴らしい畑から集めたブドウの最高のロットを
セレクトしてブレンドしたフラッグシップ・キュベ。

グレートイヤーとなった前ヴィンテージに続き、
今ヴィンテージもパーカーポイント90点を獲得、
前ヴィンテージよりもパワフルな果実味が感じられ、
華やかで官能的な香りと複雑で奥行きのある味わいに満たされた一本です。

それが、
[オー・ボン・クリマ・イザベル・ピノ・ノワール 2015]

造り手である[オー・ボン・クリマ]は、
カリフォルニアのピノ・ノワール先駆者ともいえるジム・クレンデネン氏が1982年に設立し、
すでに30年以上の実績をもつワイナリー。

世界屈指のワイン評論家であるロバート・パーカー氏が1989年、
1990年と2年連続して【世界のベスト・ワイナリー】の1つに選んだことに始まり、
その名声は世界中を駆け巡ります。

さらにその凄腕ぶりに、1992年には[ロス・アンジェルス・タイムズ]紙の選ぶ
【ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー】、
2001年にも[フード・アンド・ワイン・マガジン]誌の
【ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー】の称号を獲得。

さらにイギリスの長老ヒュー・ジョンソン氏も、
世界のワイン教科書ともいえる代表著書[ワールド・アトラス・オブ・ワイン]にて
『(南セントラル・コースト地区で)最もエキサイティングなワイナリー』と評価するほか、
やはりイギリスの著名評論家であるオズ・クラーク氏も世界中から厳選した50の
【ニュー・クラシック・ワイン】のひとつと生産者と位置づける、
まさにカリフォルニアを代表するピノ・ノワールおよびシャルドネの生産者です。

2004年には、この凄腕ワインメーカーはドイツの有名なるワイン雑誌[ワイン・グルメ]にて
【ワイン・メーカー・オブ・ザ・ワールド】に選ばれ、
そして2007年にはアメリカの飲食業界で最も権威ある財団[ジェームズ・ビアード財団]の
【アメリカ飲食業界の人名録(Who’s who of Food and Beverage)】に殿堂入りを果たしているんです。
この人名録に載るのは至極名誉なことで、全米のワイン関係者やレストラン関係者、
ジャーナリストなどの中から毎年6人程度しか選ばれず、
23年という歴史の中で、これまでにわずか240人のみが名前を連ねる非常に名誉ある人名録です。

また、世界で最も有名かつ最難関の試験であるマスター・オブ・ワインのテースティングで、
オー・ボン・クリマのピノノワールを多くの人がブルゴーニュのコート・ドール地方のグランクリュと思い込み、
中にはロマネ・コンティだと信じて疑わない人もいたというエピソードも残っています。
そんな数々のエピソードの積み重ねから、カレラに並び、
『もうひとつのロマネ・コンティ』と呼ばれるようになったのです。

そんな凄腕造り手のラインナップの中でも、
その凄さを最も実感できるキュベがこの[イザベル]です。

自身の愛娘である[イザベル]という名前を冠したこのワインは、
カリフォルニア各地の有名は超優良畑から仕込んだ樽のうちでも、
ベストロットを40以上もブレンドしています。

使われている畑は、サンタ・バーバラでも有名な[サンフォード&ベネディクト][ビエン・ナシード]
[ル・ボン・クリマ]他、カリフォルニア中の優良畑なのだそうですが、
詳細およびブレンド比率はシークレットとのこと。

ブドウは100%除硬せず、自然酵母による発酵を行い、
ロマネ・コンティでも使われる贅沢なフランスのフランソワ・フレール社製の新樽100%を使うのが、
ジムのこだわりです。
そして、あくまでも過熟させず、アルコール度数も13.5%程度を一貫して貫いています。




オー・ボン・クリマ・イザベル・ピノ・ノワール2015