マロッティ・カンピ・ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ・スペリオーレ・オルリョーロ 2016

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ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは、
絶滅さえ心配されたイタリアはマルケ州の州都アンコーナ付近で古くから
栽培されていたラクリマというブドウを使って造られる貴重なワインの産地名です。
ラクリマの栽培総面積はモッロ・ディ・ダルバの街を中心に広がる僅か僅か546haの畑です。
大規模生産者ならば、ひとつの造り手が所有するほどの極小産地。

非常に古い品種でありながら原産地呼称に認定されたのは新しく1985年。
この時このラクリマという品種は絶滅しかけていたと言います。
DOCに認定されたことによりその危機から救われ、
生産者がこの品種を造り続けることが励まされ、
今ではラクリマを使用し高品質なワインを造る生産者も少ないながら残っています。

ご案内の造り手[マロッティ・カンピ]は、
[ジュスティ・ピエールジョヴァンニ]と双璧のラクリマの名手。
そのトップキュヴェである[オルニョーロ]は、
イタリア絶大なる信頼を得ている重要ワインガイド誌[ガンベ ロ・ロッソ]
でも毎年のように高い評価を獲得してきました。

厳選収穫されたラクリマ100%のみを使用、フレンチ・オークの小樽で
12ヶ月間もの長い間、じっくりと熟成を行います。
さらにボトリング後も6ヶ月以上の瓶熟成を経てリリース。
稀少品種[ラクリマ]の個性とポテンシャルが存分に引き出されていることはもちろん、
落ち着いた雰囲気のあるエレガントさもあり、奥深く複雑味に富み、 逞しいほどの凝縮感。

そして、2016ヴィンテージにおきまして、ついに[ガンベロ・ロッソ]で、
最高評価【トレ・ビッキエーリ (3グラス)】を獲得いたしました。

『薔薇の花びらをエキスにしたような、
ロマンチックな香りはまさにラクリマ。
濃く華やかなアロマが辺り一面に広がります。
そして口に含めば、チェリーやスミレ、 ブラックベリー、
さらにはオレンジなど果物の果実味が溢れだし、
まるでフルーツパーラーにいるような錯覚に陥ってしまいそう・・・
絶妙な樽熟成が柔らかくシルキーなタンニンに
さらなる深みとエレガントさをもたらし、
なんとも形容しがたい華やかで高貴なワインに仕上がっています。
最後には、完熟した果実の甘く艶やかな奥深い余韻も
尽きることなく続いていきます。』

まさに【神秘の味わい】。
この魅惑の香りにいったいどれだけのワイン愛好家、
そしてソムリエさんやシェフ達が取りつかれていることでしょう。

飲む人すべてを虜にしてしまう魅惑の花と
果実の香りに包まれた神秘の味わい。
まるで果樹園の中にいるような素敵なひと時がお楽しみいただけます。
心ゆくまでご堪能下さい。




マロッティ・カンピ・ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ・スペリオーレ・オルリョーロ 2016