オレゴンの白品種として、存在感をはなつのがピノ・グリ!
ピノ・ノワールの突然変異として生まれたといわれるピノ・グリは、
酸味がおだやかでトロピカルフルーツなどのフレーバーが豊かなワインで、
コアなファンも多い品種です。
オレゴンを代表する造り手が、もっと多くの人に飲んでほしいと、
造っているのが今回ご紹介するワイン。
アメリカの有力評価誌[ワイン・エンシュージアスト誌]にて、
2016年度年間ベスト・バイ・ワインに輝いた実績ももち、
今ヴィンテージも【90点】という高得点を獲得しています。
[キング・エステート・アクロバット・ピノ・グリ 2016]
このワインを造ったワインメーカーのスペンサー・スペットネーグル氏によると、
2015年は、例年よりも暖かかく、ボディもしっかりとして
ピノ・グリの果実味のよさがたっぷりと味わえる味わいとなっているのだとか。
その味わいは
『レモン、パイナップル、ライムのフレッシュな香りに、
甘いカスタードやジャスミンのしっかりとしたニュアンスが加わって複雑。
口に含むとフレッシュなライムやレモンのジャム、グリーンマンゴ、グアバなどの
トロピカルな果実感。
酸もフレッシュでいきいきとしていて非常に飲み応えのある白ワイン』
そもそもオレゴンの白ワインというと、ブルゴーニュ原産であるピノ・グリ。
ブルゴーニュ品種と馴染みのいいオレゴンですが、
植樹が始まった1960年代当初、シャルドネは、
クローンの選び方が悪かったせいで、
あまり成功せず(今ではクローンをかえて成功していますが)、
ピノ・グリが土壌によくあって、オレゴン全土でピノ・グリの栽培が盛んとなり、
オレゴン白といえば、ピノ・グリと呼ばれるようになりました。
今でも作付面積トップは白ワインではピノ・グリです。
ピノ・グリは白ブドウ品種ですが、
ピノ・ノワールからの突然変異とも言われており、
果皮は灰褐色で、通常の白ブドウ品種よりも色も少し濃い目になります。
蜂蜜やメロンなどのトロピカルフルーツの香りが特徴的で、
軽いタイプのものからしっかりめのものまで造られる
産地や造り手によって楽しめます。
数多くの生産者がいますが、その中でも、オレゴン在住で
ワイン・スペクテーター誌の辛口コメンテーターとして知られるマット・クレイマー氏が、
『ピノ・グリの基準となる生産者』
と呼ぶのが、今回ご紹介する[キング・エステート]です。
全米のレストラン調査で4年連続ピノ・グリの
人気ナンバーワンに選ばれた実績もあり、それを証明しています。
このレストラン調査は、
アメリカのレストランガイドとして影響力のある【ザガット・ガイド】
に掲載されているレストランに対してアンケートを行い、
ナンバーワンを選ぶというもので、
ワインや食のプロが認めた、
ピノ・グリ生産者ナンバーワンの称号ともいえます!。
そんな造り手が、もっともっと一般の人にオレゴン白の魅力を知ってもらい、
特別な日だけでなく毎日の食卓でピノ・グリを楽しんでもらいたいと
造っているのがこの[アクロバット・ピノ・グリ]なのです。