ドメーヌ・ジャン・タルディ・ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ “キュヴェ・マエリー” 2013

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あの【ブルゴーニュの神様】と敬愛され、今や1本50万という、
[ロマネ・コンティ]彷彿の伝説のスーパーワインを産み出した
[故アンリ・ジャイエ氏]からワイン造りを学んだ、
超一流の本格派生産者[ジャン・タルディ]。

華やかな香りと、果実味の強い凝縮感のある味わいに、
骨太でタンニンに溢れ、熟成により真価を発揮するピノ・ ノワールを世に送り出し、
名実共に至宝ドメーヌの仲間入りを果たしています。

しかもこの造り手は、自社畑の中からの最高のブドウだけを自家瓶詰めにし、
残りは[メオ・カミュゼ]や[ジョゼフ・ ドルーアン]、[ルイ・ジャド]など、
錚々たる造り手たちに売ってしまうのです。
ということは、タルディのブドウの素材は、それらの生産者の素材に勝るとも劣らないということ。

そんな凄腕が、グレートヴィンテージの厳選したピノから仕込むのが、
[ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ “キュヴェ・マエリー”]

キュヴェ名の[マエリー]とは、偉大な父「ジャン氏」の息子で
2001年からドメーヌを仕切る「ギョーム・タルディ氏」の愛娘名。

使用するピノを栽培する1.04haの畑は、
ドメーヌお膝元 [ヴォーヌ・ロマネ]のすぐ西側、丘の上部に隣接する
「コンクール村」の粘土石灰岩、シルト土壌の斜面にあり、
一般的に標高が高く冷涼なオート・コートでも、
ヴォーヌ ・ロマネに近いためブドウの成熟が早く、
コート・ド・ニュイと大差ないという優位性を持っています。

平均樹齢約40年のブドウは、すべて手摘みで収穫し100%除梗。
果実の60~70%は破砕せず、12℃で丸ごと6~7日間の低温浸漬。
発酵の間はあまり櫂入れせず、軽めに圧搾。
その後、1年樽を100%使用し、澱引きせずに13ヶ月の樽熟成後に瓶詰めしています。

こうして造られたワインは、「故ジャイエ氏」の流儀を引き継いだだけあって、
ピュアで、オート・コートながらも豊かな果実味を持ち、且つエレガントな味わい。

なお、ご案内の2013ヴィンテージはというと・・・、
ブルゴーニュに精通するM.W.(マスター・オブ・ワイン)の「ジャスパー・モリス氏」が、
収穫量は極少量ながら、
『美しいアロマとテロワールを強く感じる赤』と総括、
『赤ワインは良い色調と極めて魅力的なブーケがあり、
熟した果実のアロマを感じさせる。
特にコート・ド・ニ ュイでは、美しい調和のとれた果実の味わいが、
将来発展していくブーケと調和をなしている。』
と解説し、
あのパーカーさんとワイン・スペクテーター誌も【92点】高評価の、
いわゆるグレート・ヴィンテージ。

試飲でも、
『色調はやや淡い赤系ルビーレッドながら、ニュイの完熟ブドウのエキス満載。
深みや奥行きをしみじみと味わえるタイプです。
スミレやブラックチェリー、ラズベリーにブラックベリーなど
様々な花や木の実のニュアンスに、
シナモンなどのスパイスの要素を持つ香りは上品で華やか。
そして、ヴォーヌ・ロマネに似た土や鉄の風味と、
実に複雑で多様性を見せる適度のボディを持つ風味には、
果実味の甘さだけでない満足感が。
さらに、しっかりな がらも突出しない美しいタンニンと酸との調和も取れ、
それらすべてが綺麗な余韻へと続きます。
この1本には、焼き鳥のレバーや、脂の乗った銘柄鶏の腿肉照り焼き、鴨肉ローストなど、
チーズならやはりブルゴーニュのウォッシュタイプとのマリアージュがおすすめです。』




ドメーヌ・ジャン・タルディ・ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ “キュヴェ・マエリー” 2013