ターリー・ハイン・プティ・シラー2012

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カリフォルニア・カルトの一角、
その中でも、ちょっと稀有な存在感を示すのが【ターリー】

濃厚・パワフル、高アルコールが特徴のスーパー・ジンファンデルとして有名ですが、
もうひとつターリーが造り続けてきた品種があります。
それがいまやカリフォルニアの伝統品種と言っても過言ではないプティ・シラー。
今では、カベルネ・ソーヴィニョンやソーヴィニョン・ブランも造ってはいますが、
数年前まではジンファンデルとプティ・シラーに特化していました。

そのプティ・シラーの中でも最高峰とされるのが、
ナパ・ヴァレーにある1953年植樹、樹齢約60年の
ハイン・ヴィンヤードのプティ・シラーです。

今回ご紹介する2012年ヴィンテージは、パーカー自身が96-100点をつけ、
限りなくパーフェクトと絶賛する濃厚でリッチなテクスチャーを持つグレート・ワイン。

それが
[ターリー・ハイン・ヴィンヤード・プティ・シラー 2012]

[ターリー]の創設者であるラリー・ターリー氏はいまも健在です。

彼は、1970年代にカリフォルニアにオートバイでツーリングしている際に
ジョン・ウィリアムズ氏(同姓同名の有名作曲家とは別人です)と出会い、
意気投合してワイナリーを作りました。
それがナパで今も素晴らしいワインを生み出している[フロッグス・リープ]ワイナリー。
しかし、ラリー・ターリー氏は、もっと自分らしいワインを求めていたといいます。
その品種がジンファンデルとプティ・シラーでした。

彼は、1993年にフロッグス・リープの持分をジョン・ウィリアムズ氏に譲り、
自身のワイナリーである[ターリー]を創設。

ラリー・ターリー氏の姉は、
ナパ・カルトの生みの親ともいえるコンサルタントであるヘレン・ターリー氏。
彼女は当初3年、ターリーのコンサルティングを行ったことも、
そのスタイルを決定付ける要素となりました。
彼女の完璧主義、そして最大限に熟したジンファンデルから生み出される
濃厚なスタイルのジンファンデルは、
カリフォルニアファンの間で超人気ワインとなりました。

ラリー・ターリー氏は、古樹が好きで、
昔からカリフォルニアで一般的に植えられていた古い畑に魅せられ、
今では50以上の畑から、47のワインを造っています。

世界で最も有名かつ影響力のあるロバート・パーカー氏は、その味わいについて、
『限りなく完璧!色は深く濃い青みがかった黒で、
素晴らしく凝縮した赤果実、青果実、黒果実に樟脳のニュアンスも混じり、
桁外れのリッチさをもつワイン。』とコメントしています。




ターリー・ハイン・プティ・シラー2012