『私はますます確信するようになっている、
キスラーのシャルドネおよびピノ・ノワールは、
いつの日か、この品種の偉大さの定義を塗り替えた
といわれるような歴史に残るワインだと。』
こんな最大限の言葉で、ロバート・パーカー氏が絶賛するワインのご紹介です。
時にフランスの偉大な白『モンラッシェにも勝る』とフランス人を言わしめ、
『コルトン・シャルルマーニュを髣髴させるミネラル感を持つ』
とロバート・パーカー氏からも絶賛される、
カリフォルニア最高峰シャルドネと讃えられる白ワインの雄、[キスラー]。
そのほとんどがメーリングリストに登録された個人客にダイレクトに販売されて
市場には一般に出回らず、見ることすら困難な幻ともいえるワインです。
キスラーには、畑違いで約10種類の白ワインがあるのですが、
中でも設立後まもない頃から単一畑としてリリースしているのが、
今回ご紹介するワイン、『シャブリ・グラン・クリュに迫る品質』と評される、
爽やかな酸味とキレのあるミネラルが魅力のワインです。
それが
[キスラー・マックレア・ヴィンヤード・シャルドネ 2016]
キスラーは、1978年にカリフォルニアはソノマに設立されましたが、設立当初より高い評価を得て、
当時としては珍しく、白シャルドネでその評価を確立しました。
今では、赤ピノ・ノワールも造っていて、
こちらの評価も(価格も)ものすごく高いのですが、
なんといってもそのフラッグシップは白シャルドネ。
中でもマックレア・ヴィンヤードは、
ソノマ・マウンテンに位置する標高約250メートル、
北・東向きに面した約12ヘクタールの畑です。
石灰岩と火山岩が混ざった珍しい土壌と冷涼な気候で、
シャルドネの生育に適した環境となっています。
このような土地で造られるワインは、
生き生きとした酸味とミネラルを持っており、
シャブリのような、引き締まった味わいを特徴としています。
設立初期から一貫して造られており、
キスラー人気を支える偉大な単一畑シャルドネの一本です。
ラベルには畑の所有者への敬意のあらわれとして、
マックレア・ヴィンヤードを所有する
アサーン・エステートの名前も記載されています。
価格は年々上昇し、ついに20,000円(税別)。
価格は高いですが、これほどの味わいをもつ
ブルゴーニュの偉大な白に比べれば、
まだまだお買い得です。
モンラッシェ、コルトン・シャルルマーニュなどの偉大な白は、
今や4-5万円台になっています。