『チリの至宝!!』
と呼ばれるこのワインは、官能的で幾層にも重なった香りの複雑さが、
素晴らしい味わいのハーモニーを見せる極上のカベルネ・ソーヴィニョンから造られるワイン。
すでに30年近くにもなるトラックレコードをもち、
熟成においてもその素晴らしさが証明されているワインです!。
これまでに世界中が年末になると注目する[ワイン・スペクテーター誌年間トップ100]において、
5回のリストインを果たし、2度もトップ10入りを果たしています。
今回ご紹介する2015年も、ワイン・スペクテーター誌にて【96点】
ワイン・アドヴォケート誌にて【93点】をつける例年通りのグレートワインとなっています。
プレミアム赤ワインの産地としても、
世界に認められるようになったチリのプレミアム赤は価格もどんどんと上昇し、
チリ・プレミアムの多くが1万円台後半となっている中で、
昔から造られているせいか価格は低く抑えられ、まだまだお買い得です。
それが
[コンチャ・イ・トロ・ドン・メルチョー 2015]
チリのプレミアム・ワインの歴史を開いた、チリ屈指のワイン【ドン・メルチョー】。
生産者である[コンチャ・イ・トロ]は、
チリ最大、世界第2の生産量を誇る造り手です。
超有名【アルマヴィーヴァ】は、
この[コンチャ・イ・トロ]がフランスの[シャトー・ムートン・ロッチルド]との
合弁プロジェクトとして1996年にスタートしたわけですが、
それ以前の1987年からこの[コンチャ・イ・トロ]最高峰ワインとして造り続けられているのが
この【ドン・メルチョー】で、チリプレミアムワインの先駆けとして、リードしてきた存在です。
アルマヴィーヴァをはじめ、チリのグレート・ワインのほとんどが、
ボルドーブレンドであるのに対してこのワインは、
ほぼカベルネ・ソーヴィニョンのみで造られるのが特徴で、
今回ご紹介するヴィンテージも91%カベルネ・ソーヴィニョン。
【アルマヴィーヴァ】のプロジェクトによって、
フランスの一級[シャトームートン・ロ・ートシルト]のノウハウに接し、
醸造面および栽培面で影響を受け、
今やその【アルマヴィーヴァ】をも凌ぐ評価を得ているのが、このワインです。
アルマヴィーヴァとドン・メルチョーの畑はお隣同士。
かつて、チリのマイポ・バレーに特徴的だと言われていたミント香に違和感を持ったフランス側は、
その原因がユーカリにあるとして、
アルマヴィーヴァおよびドン・メルチョーの周りに植えられていたユーカリの木を伐採し、
1999年ヴィンテージからは完全にミント香がなくなったと言われています。
(実際、最近のヴィンテージでは、ほとんど感じることはできません。)
そして、パワフルで凝縮した黒果実がぎっしり詰まった味わいへと変化し、
以来、ロバート・パーカー主宰の[ワイン・アドヴォケート誌]では、
そのほとんどが93点以上という高い評価を獲得。
ヴィンテージ1999年:93点
ヴィンテージ2000年:(89-91)点
ヴィンテージ2001年:93点
ヴィンテージ2002年:90点
ヴィンテージ2003年:93点
ヴィンテージ2004年:94+点
ヴィンテージ2005年:94点
ヴィンテージ2006年:95点
ヴィンテージ2007年:94点+
ヴィンテージ2008年:92点
ヴィンテージ2009年:91点
ヴィンテージ2010年:93点
ヴィンテージ2011年:94点
ヴィンテージ2012年:91点
ヴィンテージ2013年:93点
ヴィンテージ2014年:94点
ヴィンテージ2015年:93点
またワイン・スペクテーター誌では、
毎年年末に発表されている【年間トップ100】で、
なんと5度のランクイン。
ヴィンテージ2000年:94点 2004年度年間26位
ヴィンテージ2001年:96点 2005年度年間 4位
ヴィンテージ2003年:94点 2006年度年間26位
ヴィンテージ2005年:96点 2008年度年間12位
ヴィンテージ2010年:95点 2014年度年間 9位
ヴィンテージ2014年:96点 2017年度年間90位
畑であるプエンテ・アルト畑は、
沖積層に分類され、アンデス山脈からマイポ川によって運ばれた石を多く含むもので、
水はけがよく、これが良質なブドウの生長に大きく寄与していると言われます。
現在、このワインを造るのは、弱冠34歳にしてコンチャ・イ・トロ最高峰ブランドの
ワインメーカーに就任した天才、エンリケ・ティラド氏!。
「アルマヴィーヴァ」のチリ側の醸造責任者も兼任するなど、
華々しいキャリアを積み、彼の繊細な醸造技術は世界的に高い評価を受けています。
彼曰く、
『ドン・メルチョーのスタイルは、畑がすべて。
プエンテ・アルト農園の偉大な風土はもちろん、
エル・トコルナル農園の砕石混じりの土壌、
そこへアンデス山脈から流れ込む冷涼な空気。
恵まれたマイポ・ヴァレーの環境で、
ブドウ樹が20年にわたり提供してくれる最良の果実、
これらの個性をどれだけワインの中に表現できるか、
ということに専念しています。』
その味わいは、
『がっしりと力強いボディと深みを持ち、
完熟したブラック・カラントのフレーバー。
タンニンは甘く、魅惑的で、余韻も長く続きます。
マイポ・ヴァレーのプエンテ・アルトのマイクロクライメイトがもたらす、
スパイシーさと柔らかなタンニン、
リッチなカベルネ・ソーヴィニヨン品種の個性と深みが楽しめます!』
30年近いトラックレコードを持つチリ・プレミアムワインは、
ドン・メルチョーだけです。