『シャンパーニュの玉宝[サロン]のセカンド!』
そんな位置づけで造られ、コストパフォーマンスの高いシャンパーニュとして
全世界に知られるワインこそ、この[ドゥラモット]です。
シャルドネの生産地として有名なメニル・シュール・オジェ村に、
350年の歴史をもち、[サロン]とはお隣どうし。
現在は、同じグループに属して、社長もワインメーカーも同じで、
姉妹メゾンとしてブドウを融通しあう間柄です。
今では時価6万円近くする[サロン]に採用されるのは、
ほんの一握りのブドウおよび樽で、
惜しくも採用されなかったものがこの[ドゥラモット]に使われるので、
そのバリューの高さには定評があります。
[ドゥラモット]は、
ロバート・パーカー氏の『ワイン・バイヤーズ・ガイド』でも
4つ星を獲得する生産者として認定される他、
世界のスパークリングワインを網羅したトム・スティーヴンスン氏の名著
【世界のシャンパンおよびスパークリング大全】
という辞書のような本の中でも、90点という高得点を獲得し、
『ドラモットはサロンのセカンドとして知られているが、それ以上の存在理由がある』
と評価されるバリューの高いシャンパン・メゾンです。
そのラインナップの中でも、最もスタンダードなるキュベが
[シャンパーニュ・ドゥラモット・ブリュット NV]
ブレンド比率のシャルドネ約50-60%、ピノ・ノワール30-40%、
ピノ・ムニエ10-20%という構成になっています。
このシャンパンはいつ飲んでも、飲むたびに、
そのクオリティの高さに驚かされます。
しっかりとした酸味をもち、焼きたてのトーストや酵母香、刈りとった草、
鉄のようなミネラルといった要素が見事に泡に溶け込んでいて、
その細かな泡がいつまでもいつまでも続き、
どのタイミングで口に含んでも決してがっかりすることのない、
非常に安定感のある味わいは、この価格でも安い、と感じさせてくれるもの。
決して裏切られることのない、
いつもそこにいて微笑んでいてくれるような安心感を与えてくれるはずです。
決して派手すぎず、疲れた心を癒し、
またどこからかやる気が湧き上がってくるような不思議な力を
感じさせてくれるところがシャンパーニュの本領だと常日ごろ感じているのですが、
これはそんなシャンパーニュです。
ワイン・アドヴォケート誌では、2017年の試飲で91点を獲得。
バランスがよくミネラル豊かな高品質な味わいが評価される定番のシャンパーニュです。