コールドストリーム・ヒルズ・ヤラ・ヴァレー・ピノ・ノワール 2017

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『ロマネ・コンティを超える!』
ともいわれる最高級ピノ・ノワールをも生み出す、
オーストラリア屈指のピノ・ノワールの造り手による
ピノ・ノワールをご紹介いたします。

造り手のスタンダード・キュべながら、
やはりオーストラリア屈指の造り手といわれるだけあり、
上品で滑らか、ナチュラルさを感じられるその味わいが印象的なワインです。

それが
[コールドストリーム・ヒルズ・ヤラ・ヴァレー・ピノ・ノワール 2017]

[コールドストリーム・ヒルズ]は
オーストラリアでもっとも有名なワイン評論家であるジェームズ・ハリデー氏が
ヴィクトリア州のヤラ・ヴァレーに設立したワイナリーです。

ジェームズ・ハリデー氏は、もともと弁護士として活躍し、
すでに有名なワイン評論家として名を知られていただけでなく、
ハンター・ヴァレーに[ブロークンウッド]というワイナリーを仲間と設立していました。
次第に、ハリデー氏が愛する、ロマネ・コンティに代表されるピノ・ノワールをオーストラリアでも造りたい、
という欲求が高まっていきました。
当時は、オーストラリアといえば
南オーストラリア州に代表されるシラーズや
ハンター・ヴァレーのセミヨンなどで、
とりわけ栽培が難しいといわれていたピノ・ノワールは
あまり造られていなかったのでした。

ハリデー氏が選んだのは、ヴィクトリア州でした。
それまでにもヤラ・ヴァレー産のピノ・ノワールを飲んだことがあり、
この地域のポテンシャルには注目していたといいます。
1985年にピノ・ノワールとシャルドネを専門にするワイナリーとして
設立されたコールドストリーム・ヒルズは、
瞬く間に世界品質のピノ・ノワールを造りだしデビュー。

日本でも
『オーストラリアのロマネ・コンティ』、
『ロマネ・コンティを超える』

などと賞賛されるようになったのでした。

コールドストリーム・ヒルズのピノ・ノワールの特徴は、
葉や茎を取り除かない全房発酵。
これは、ロマネ・コンティのやり方を見習ったものかもしれません。
リザーヴ・レンジだけでなく、
今回ご紹介するヤラ・ヴァレー・レンジのピノ・ノワールも全房発酵で行われ、
フレーバーに、より一層の深みをもたらしています。

その味わいは、
『色は適度な深みのある赤で、
チェリーやクランベリー、スパイスなどが香りたち、
背後に土の香りも感じられます。
口に含むと果実のフレーバーに加え、ミネラルを感じる舐めらかなタンニンが印象的。
樽香もほどよく融合し、
全体は上品でヤラ・ヴァレーらしいいきいきとした果実味に溢れています。』

前年までの暖かいヴィンテージとは異なり、
2017年は比較的冷涼なヤラ・ヴァレー本来の気候となり、
ブドウは順調な生育状況となったといいます。
ワインも素直にそのキャラクターを反映した味わいで好感度の高い味わいです。




コールドストリーム・ヒルズ・ヤラ・ヴァレー・ピノ・ノワール 2017