オーストラリアのスパークリングの先駆者であり、
今もオーストラリアを代表するスパークリングの造り手が生み出す、
瓶内2次発酵スパークリング。
しっかりとしたボディと味わいが魅力のスパークです。
それが
[クローサー・スパークリング NV]!!
このスパークリングを造るのは、
オーストラリアワイン業界の大御所として
今も尊敬を集めるワイン醸造家、ブライアン・クローサー氏です。
今も巨匠として影響力を持つブライアン・クローサー氏は、
ワイン造りにおいてもヴィジョンをもち、何をなすを目標とするか、
そしてそのためにはどうしたらいいのか、
ということに向かって鉄の意志をもって邁進したワイン醸造家です。
多くの有名ワイン醸造家を排出しているアメリカのUCデイヴィス校で
醸造学を学んだのち帰国し、1976年に[ペタルマ・ワイナリー]を
アデレイド・ヒルズに設立しました。
今では、当然となっていますが、
その土地に適したブドウをそれぞれの土地で栽培し、
オーストラリア各地に畑をもっています。
そして、多くの若いワインメーカーたちに影響を与え、
オーストラリアワインの発展にも多大な貢献をしています。
また、生産者団体のトップを数年にわたってつとめ、
2004年には、英国雑誌[デカンター]の【マン・オブ・ザ・イヤー】に選出されています。
余談ですが、ワイン醸造を学んだアメリカにおいても、
いくつかのワイナリーを設立しています。
スパークリング・ハウスでは、
オレゴンの有名スパークリング・ハウスである[アーガイル・ワイナリー]もそのひとつです。
アーガイルは私も訪れたことのあるのですが、
今でも非常に丁寧にスパークリングを造っているブティック生産者です。
さて、1976年に設立した[ペタルマ・ワイナリー]の本拠地であるアデレイド・ヒルズの中でも、
冷涼地区であるピカデリー・ヴァレーがシャルドネと
ピノ・ノワールに適していたため、この両品種を植え、
中でも冷涼な地区をスパークリング用としました。
当時は、まだまだシャンパーニュで行われている瓶内2次発酵方式で
スパークリングを生産することは珍しかったのですが、
彼はもとから将来的にはシャンパーニュに匹敵するスパークリングを
造ることを視野にいれて地区の選択、クローンの採用などを行いました。
最初にブドウ木を植えてから9年後に
初めてのスパークリングワイン[クローサー]がリリースすると、国内外で、
『まるでシャンパンのよう!』
『オーストラリアでもシャンパンに負けないスパークが造れることが証明された!』
と称賛され、一躍、オーストラリアを代表するスパークリングとなりました。
そして今もそのスタイルを守り続けています。
早速、飲んでみました!。
『色は少し強めの黄金色で、香りは白桃やライチ、きんもくせいなどがあり、
リッチでしっかりとした酒質のスパークリング!。
泡もきめ細かく、滑らかで、芳醇な果実味と酸とのバランスがよく、
ムースのような口当たりが幸せを包み込む優美な味わいです。』
重厚感のある味わいなので、
生クリームをふんだんに使った本格的なカルボナーラにもあいます。