あのボルドーの怪物【プピーユ】が手掛ける、とっておき秘蔵ワイン。
【プピーユ】といえば、スイスとベルギーで開催された
二つのブラインド・テイスティング大会において、
あの時価30万円もの価格をつけるボルドー最高峰【ペトリュ ス】
と最終審査まで競い合った、まさに伝説のワイン。
その【プピーユ】を生み出す凄腕醸造家フィリップ・カリーユ氏が、
彼の従弟とともに造る秘蔵の極旨ワインが、本日のご紹介です。
その名も、 [シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2014]
フィリップの従弟であるパスカル・ブエックス氏は、
同じカスティヨン地区にある【プピーユ】のすぐ近くに位置する[シャトー・レスカノ]の現オーナー。
じつは本業は建築設計士、というパスカルにとって、
『ワイン造りはあくまでも趣味』とのことですが、
それゆえに商業的な欲は一切ないらしく、
ただ純粋に自分が飲みたいワインを追及しているのだそう。
しかし、パスカルが有機栽培で育てているブドウのポテンシャルと、
造るワインの品質の高さに驚いたフィリップが、
是非にもと申し出て醸造や熟成のサポートを行い、
生み出されているのが、このワインなんです。
じっさい、ワイン造りには【プピーユ】のテクニックや
フィリップだけの秘密のコツなどが実践されており、
その味わいはどこか、プピーユを彷彿とさせます。
『ぐっと深みのあるカシスのアロマに、
ブルーベリーの香りがふわりと重なる、
エレガントな果実味。
さらに、リコリスやクローヴ、ブラックペッパーのスパイス感に、
森林の土のようなニュアンスも溶け込む複雑なアロマがとても魅惑的です。
一口飲めば、なめらかな舌触りとともにつややかな果実味が口中いっぱいに広がり、
とてもエレガントな飲み心地。
穏やかな酸ときめ細やかなタンニンの渋みが、
カスティヨン地区らしいきれいな果実味と絶妙に調和しています。
飲むほどにブラックチェリーの凝縮感が増していく中、
ビターな後味に引き出された旨みの余韻が柔らかく広がります。』
とてもエレガントな飲み心地に、思わずグラスが進む。
プピーユ直伝のバランスと飲み応えはさすがです。