ご紹介のブルゴーニュ・シャルドネ。
造ったのはブルゴーニュでも最も信頼されている生産者の一つ。
1880年にワインの街「ボーヌ」で創立されたネゴシアン、
[メゾン・ジョセフ・ドルーアン]。
ただ、ネゴシアンといっても、
シャブリからブルゴーニュ全域にわたって合計80haもの畑を所有するドメーヌでもあり、
その畑の中には特級畑や1級畑も含まれている、ブルゴーニュきっての家族経営の名門メゾンです。
偉大なブルゴーニュのテロワールを反映し、
エレガンスとバランスを追求、理想のワインを造りを続けている「ドルーアン社」が放つ、
ブルゴーニュの典型的スタイルとしてお手本となるベーシックな白ワインと言えます。
もう少し具体的に説明すると、
『様々な産地のテロワールのいいところ取り』
契約農家などで手摘みにより収穫されたシャルドネを使用し、
その香りと味わいはそれぞれの異なったテロワールに由来。
全体的な果実味の特徴は南部の[マコネ]、
活き活きとした骨格は北部の[シャブリ]から、
ボディはコート・シャロネーズの[リュリィ]と、
シャルドネの聖地[シャサーニ ュ・モンラッシェ]、
[ピュリニィ・モンラッシェ]のブドウのそれぞれの特徴と
個性を見事に融合し造られています。
その結果、この白はフルーティーでとても香り豊か、
そして新鮮さと芳醇な果実味に溢れているのです。
ちなみにブルゴーニュの2017ヴィンテージはというと・・・、
各評価誌のヴィンテージチャートは出揃っていないものの、
アメリカの【ワイン・エンスージアスト誌】では【95点】と、
かなりのハイスコア。
いわゆるグレート・ヴィンテージと言える生産年です。
試飲でも、
『クリアーで輝きのある、イエローゴールドの色調。
グラスから立ち昇るフレッシュで甘い香りには、
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類に、洋ナシや白桃、
さらにほのかなハーブのニュアンスが感じられます。
味わいでも、このクラスにしてはボディとボリューム感が感じられ、
甘い果実味が口いっぱいに広がります。
また、酸は比較的穏やかな一方ミネラル感は豊富で、
それが心地よい苦みと調和し旨味を演出しているんで す。
この白には魚介のカルパッチョ、塩での焼き鳥、
白身魚のバターソテーなどが相性が良いでしょう。』