日本の音楽業界に新風を吹き込んだ『Xジャパン』
そのリーダーにして、ピアニストであり、作詞・作曲・編曲家であり、
音楽プロデューサーであるYoshikiさんが、プロデュースするのが
[Y by Yoshiki]
ナパで最も有名な醸造ファミリー、
モンダヴィ家の4代目であるロブ・モンダヴィJrとのコラボレーションで、
2008年から造っているワインで、すでの10年近くのヴィンテージを経て、
アーティストの一過性のワインではなく、
ブランドとして確立した感のあるワインとなりました。
それが
[Y by Yoshiki・カベルネ・ソーヴィニョン 2017]
Yoshikiさんは、デビューまもなく、ロサンジェルスに拠点を移します。
他のグループに楽曲の提供や、ハリウッドの映画音楽、
アニメのテーマソングにいたるまで幅広く活動し、
まさに世界的なミュージシャンとして活動。
1999年には、
『天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典』の奉祝曲を作曲するなど、
クラシックからロックまで様々なジャンルの音楽に精通した
ミュージシャンとして特異な存在です。
ロサンジェルス拠点のYoshikiさんは、
ワインについて、『音楽の次に時間を割いてきた』と語るほど、ワインに精通し、
またあるところでは、『ワインは心を開放してくれる』といった主旨の発言もしています。
感性に富んだ彼のテースティング能力は凄く、
ブラインド・テースティングでスクリーミング・イーグルや
オーパス・ワンを言い当てるのだとか。
彼は2009年にナパ・ヴァレーを訪れて、
マイケル・モンダヴィ親子に出会い、意気投合した息子のロブ・モンダヴィ氏とともに、
個人的に好きな味わいやフレーバーを彼がテースティングから選んで造られました。
当初のコンセプトは、
『皆と一緒に楽しむことができ、食事を一層美味しくしてくれるワイン』
でしたが、
2011年ヴィンテージからは、
カルト・ワインの中心地であるナパらしい重厚で長熟なワインというコンセプトに変更。
しかし、彼のプロデュースしたワインが一部の人にしか届かないことを危惧したYoshikiは、
より多くの人に楽しんでもらえるレンジとして、
ロブ・モンダヴィ(マイケル・モンダヴィの息子)と試飲を重ね、
2018年夏から第三弾として発表したのが、今回ご紹介するワイン。
その味わいは、
『ココアや凝縮感のあるレッド・チェリー、
ブルーベリーに香ばしいバニラのニュアンスも感じられます。
樽熟成からくる滑らかな舌触りをもつワインです』