シャルトロン・エ・トレビュシェ サントネ 2015

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お値頃ブルゴーニュ・ヴィラージュ(村名)赤の登場です。

逞しくて土の香りを持ちながらも、磨きのかかった味わいのコート・ドール赤
しかもヴィンテージは、アメリカ重要評価誌【ワイン・エンスージアスト】で【96点】。
世界中で最大購読者数を誇る【ワイン・スペクテーター誌】
でも【95点】を獲得したグレート2015年。

そんなコスパ抜群のワインの名は、
[シャルトロン・エ・トレビュシェ サントネ 2015]

不思議なことに、ワインの世界にはイメージ的なものがあって、
同じような品質でも何故か近隣よりあまり注目されないシャトーや
アペラシオン(産地)がしばしば存在します。

ご紹介の、ブルゴーニュの最高級ワイン産地コート・ドールの
「サントネ村」で造られるワインも、そうした、ちょっとした日陰者の一つ。
でも、ここ[サントネ]というアペラシオンは、
かの[ロマネ・コンティ]の共同所有者として知られ、
ブルゴーニュ稀代の生産者であり目利きでもある
「マダム・ラルービーズ=ルロワ」が当主を務める
[メゾン・ルロワ]なども古くからブドウを買い付ける、
高品質で個性のあるブドウが出来る素晴らしい産地なのです。

にもかかわらず、この[サントネ]のワインは、
ブルゴーニュではもう少し北に位置する「ヴォーヌ・ロマネ村」や
「シャンボール・ミュジニィ村」、「ジュヴレ・シャンベルタン村」などと比較すると、
ワイン関係者でさえかなり軽視している様子。

他方見かたを変えると、頻繁にメディアなどに登場するワインよりは、
必然的にお買い得であるケースが多いということ。
つまりコスト・パフォーマンスの高いワインに出会える確率が高いのです。

そうした魅力に溢れた、 [シャルトロン・エ・トレビュシェ サントネ 2015]。

ワインを造ったのは、あの「R.パーカー氏」が生産者の特長として、
『筋肉質のタイプではなく、新鮮味のあるスタイルとくせのなさを示す』
『瓶熟を意識した造りではなく、たいへん磨きがかかっているから、
若くして飲むのが良い』 とする、
コート・ド・ボーヌの「ムルソー村」に本拠を置き、
隣の「ピュリニィ・モンラッシェ村」には
[ドメー ヌ・シャルトロン]名のドメーヌも所有していた、
近年メキメキ売り出し中の生産者[シャルトロン・エ・トレビュシェ]。

期待の新星が、コート・ドールほぼ最南端の「サントネ村」
標高250メートルの斜面で栽培した、
樹齢20~30年のピノ・ノワールを、すべて手摘みで丁寧に収穫。
25~30℃に温度調整したステンレスタンクで20日間発酵させ、
新樽率20%のオーク樽にて12ヶ月間の熟成後に瓶詰めしたものです。

試飲したところ・・・・、
『クリアーでやや深みのあるルビー色。
このヴィンテージではサントネの特徴である、
タンニンと土の風味が口いっぱいに広がるものの、決して重くはなく、
パーカーさん言うところの造り手のスタイルが加味され、
かなりエレガントな仕上りになっています。
それにグレート・ヴィンテージらしい、バラやブルーベリー、
ブラックチェリーなどの香り高さに、
良質な酸にスパイシーなニュアンスとミネラル感が加わり、
魅力的な風味が満喫できるんです。
まだやや若さもあり、本領発揮には少し時間が必要なため、
早めに抜栓するか大きめのグラスを使用することをお勧めします。
またこの1本には、パテ・ド・カンパーニュやローストチキン、
ロールキャベツ、またウナギの蒲焼などが相性が良いでしょう。』

百戦錬磨のブルゴーニュの「クルティエ(仲介人)」でさえ、
ブラインド・テイスティングでは[ジュヴレ・シャンベルタン]と間違える、
「クルティエ殺し」の異名を持つ赤ワイン [サントネ]。
それでいてお値段はジュヴレに比べかなりのお買い得。


シャルトロン・エ・トレビュシェ サントネ 2015
【フランス】【赤ワイン】【ブルゴーニュ】【ピノ・ノワール】【750ml】【辛口】