あのシャトー・マルゴーと並び、
マルゴー地区の二大シャトーと称されていたシャトー・ディッサン。
シャトーの歴史は古く、1152年に後のヘンリー3世と
アリエノール妃の婚礼で供されたのが、
シャトー・ディッサンのワインと言われています。
畑は、マルゴー地区の中でも最良な区画の一つとして名高い、
カント ナックの丘にあり、最も傾斜のある
ブドウ栽培に最適な場所に位置しています。
3代目オーナー、エマニュエル・クルーズ氏が経営に加わったことによって、
ワイナリーに積極的な投資が行われるようになりました。
また、ボルドー左岸で数多くの銘醸シャトーを手掛ける、
ジャック・ ボワスノ氏がコンサルタントを務め、
シャトーの品質の向上に大きく貢献しています。
シャトー・ディッサンのワイン造りのポリシーは、
『王の食卓と神の祭壇のために。』
ヘンリー3世の婚礼に用いられた1152年から現在に至るまで、
偉大なエレガンスとフィネスを備え、
格調高い味わいのあるワインを産みだしています。
そのシャトー・ディッサンの畑から小道を挟んだ
向かいにある区画から造られるワインが、この[ムーラン・ディッサン]
現オーナー、エマニュエル・クルーズ氏の父によって、
気軽に楽しめる飲みやすいワインを目指し
メルローの植樹を増やす大掛かりな植え替えを実施。
土壌がメルローに適していた事もあり素晴らしいワインとなっています。
もちろん、ファーストのシャトー・ディッサンと同じセラー、
同じチームで造られ、新樽比率25%という贅沢仕込み
間違いなく超お値打ちなボルドーです。
ご案内の2015ヴィンテージは、過去10年でも屈指の当たり年
ファーストのシャトー・ディッサンはパーカーポイント93点獲得。
『ふくよかなプラム、ブルーベリー、
黒スグリなどの黒果実の香りが開けたてから広がり、
口当たりは柔らかで凝縮した果実 と質の良いタンニンが緻密に詰まり、
バランスとエレガンスのある飲み心地です。
クラシックながら洗練されている味わいは、
ファーストの シャトー・ディッサンに通じる品格と言えるのでしょう。』