明るめのガーネット色。
グラスからこぼれる熟したカシス、ブラックチェリーのアロマに、
樽由来のモカコーヒー、ダークチョコレート、
スモーク、シナモン、ナツメグ、ココアパウダー、おしろい、赤い花、
そしてミネラルの印象がこのワインの出自を物語っています。
プリオラート独特のリコーレリャ土壌が目に浮かぶようです。
口に含むと、熟したブラックベリーを口いっぱいに頬張ったような、
はちきれんばかりの果実味。
なのにしなやかでなめらかなテクスチャーは、
尖ったところがまるでなくてほっと安心できるほど。
酸は思いのほか豊かでたっぷり含まれており、
硬質なミネラル感とともに、
フレッシュで涼やかな印象さえ醸し出しています。
樹齢45年の旨みを伴った凝縮感、さらにパワフルさはありながら、
必要以上の濃厚さはありません。
甘やかなスパイスの余韻も心地良さ満点。
満足感の高いフルボディの赤ワインです。
お飲みになる前にデキャンティングするか、
2時間以上前に抜栓していただき、
飲み頃温度(16~18℃)にも気を配っていただくと、
大変美味しくお召し上がりいただけると思います。
柔らかい牛フィレ肉のステーキやビーフシチューなど、
上質でボリューム感のある肉料理に良く合います。
また、食後にベリーやダークチョコレートを使ったスイーツと共に、
ゆっくりとおしゃべりに花を咲かせたくなる一本です。
この味わいならワイン通のあの人も納得。
シックでモダンなボトルをテーブルに置けば、
ホスト役のあなたのセンスも大評判です。
このハイセンスな外見とハイクオリティな中身は、
[コカ・イ・フィト]や[ジャスピー]などを造る
カタルーニャ随一の凄腕トニ・コカが
醸造コンサルタントを務めているからなんです。
ビべス家がワイナリーを始めるにあたり、
白羽の矢をたてたのがトニ・コカでした。
トニ・コカはビべス家の採算度外視のコンセプトに賛同し、
毎年コストパフォーマンスの高いワイン造りを実現しています。