ナパのマウント・ヴィーダーの山深い場所に忽然と現れる
ラグジュアリー・ワイナリーが[ヘス・コレクション]。
アートにも造詣の深いスイス出身の初代ドナルド・ヘス氏が、
まるで美術館のようなワイナリーが設立当時は、
ナパでも珍しく、こだわりのワイン造りもまた話題となりました。
それから約40年、今は娘夫婦が2代目としてワイナリーを継ぎ、
伝統を作り続けるワイナリーです。
やはり最も中心的なのはカベルネ・ソーヴィニョン。
マウント・ヴィーダーは、いわゆる「山カベ」と呼ばれる地域で、
凝縮した中にもエレガンスを感じさせるワインができます。
ワイン・スペクテーター誌やワイン・エンシュージアスト誌、
ワイン・アドヴォケート誌、ワイン・アンド・スピリッツ誌などで
高い評価を得続けています。
トップキュベである「ライオン」は、
ロバート・パーカー氏主宰のワイン・アドヴォケート誌にて、
直近のヴィンテージで、数年にわたり95点以上を取り続けているのです。
その[ヘス]がアメリカ国内ではレストラン専用として
造っているのが今回ご紹介シャーテイル・シリーズです。
このワインは、ヘスで20年以上ワインメーカーを務める
デーヴ・ガフィー氏とワイナリーのレストランのシェフである
チャド・ヘンドリクソン氏が食事にあわせるために
協力して造り出しているアメリカ国内ではレストラン専用のワインです。
食事によくあうように、というコンセプトで、
しっかりとした果実味をもち、バランスのよい仕上がりは、
アメリカでは大人気。
日本国内でも有名ホテルや都内一流のステーキハウスなどに
オンリストされてきて人気の高いワインです。
ヘスが得意とするカベルネ・ソーヴィニョンは、
レーク・カウンティのレッド・ヒルという地区のブドウを主として使用。
この地域は良質なブドウが生産されるということで、
多くの有名ワイナリーがブドウを栽培する地域です。
そのカベルネ・ソーヴィニョンにプティ・シラー、シラーなどを
ブレンドしてバランスをもたせたワイン。
フランス産のオーク樽で熟成させています。
『アタックは熟したプラム、ブラックチェリーなどの果実があり、
さらにハーブ、レーズン、ヴァニラも感じられます。
少し苦みのある余韻が飲み飽きさせず、
上品にまとまっているワイン!』