シャンパーニュ・ボランジェ・PN VZ15(ブラン・ド・ノワール)箱なし

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シャンパーニュの有力メゾンとしてその名を馳せる【ボランジェ】

格調高いピノ・ワールを主としたメゾンとして評価を得てきたそのボランジェから、
ピノ・ワール100%の新しいキュヴェ【PN コレクション】がリリースされました。

これは、トップ・キュベであるヴィエーユ・ヴィーニュ・フランセーズ、
007シリーズ以外では初めてのことで、
シャンパーニュをこよなく愛する人なら
ぜひとも飲んでいたい一本だと思います。

初リリースゆえに多くの人々に
飲んでもらいたいということなのか、価格も抑え気味です。

それが
[シャンパーニュ・ボランジェ・PN VZ15(ブラン・ド・ノワール)箱なし]

この新たなブランドは、ボランジェがよりテロワールを表現した
新しいシャンパーニュを作ることを目指したもので、
今回はヴェルズネイのピノ・ノワールをメインに使っていますが、
年により、柔軟に対応し、様々なテロワールを
表現したシャンパーニュをリリースしていくとのことです。

ヴェルズネイのピノ・ノワールをメインに、
そのほかアイ村、ブジー、トーシエールなどの
一番搾りのキュベのみを使用し、
2015年のブドウをベースに2009年から2014年までの
リザーヴワインをブレンドした
マルチ・ヴィンテージ・シャンパーニュとなっています。

シャンパーニュは、基本的にマルチ・ヴィンテージの
リザーヴワインをブレンドして造られます。
今回ご紹介するワインも、2015年をメインに2009年から2014年までの
リザーヴワインをブレンドしているわけですが、
ほとんどのシャンパーニュ・メゾンが
リザーヴ・ワインを樽で貯蔵するのに対し、
ボランジェでは、マグナムボトルで貯蔵しています。
225リットルのバリック樽であれば、150本分のマグナムボトルが入るわけで、
貯蔵場所、洗浄、管理などに膨大な手間がかかるため、
大手メゾンで実行しているのは、ボランジェのみです。
そのこだわりがボランジェスタイルにもつながっています。

メゾンからのテースティング・コメントでは、
『金色の輝きを帯びた繊細な色あい。
サクランボ、 フルーツジャム干し イチジクから、
トースや焼き菓子へと変化し、
さらにエルダーフラワーと洋ナシの香りへ展開する
リッチで複雑なアロマが感じられます。
弾けるようないきとした果実味。
ピーチアプリコットの風が、へゼルナッツや
アカシの花香りに引き立てられいっそう豊か広がります。
柚子を思わせる爽やかなフィニッシュ。』
と表現され、
トマトのタルト、レンズ豆のリゾット、
子牛肉の煮込み、ウォッシュタイプのチーズとの
マリアージュが提案されています。

★★★★★★

ボランジェの創設は、
アミラル・ド・ヴィレモン伯爵と
ジャック・ボランジェによって1829年に設立されました。
ジャックは後にヴィレモン伯爵の娘と結ばれ、
家族経営の第一歩が始まりました。
そして、その名を冠した名門シャンパーニュ・ボランジェが誕生したのです。

メゾンはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のアイ村に所在し、
生産に必要なブドウの約70%を、
シャンパーニュ造りに最良とされるグランクリュと
プルミエクリュでおもに構成される160haの自社ブドウ畑から供給しています。
この高い自社畑比率は大手メゾンの中でも群を抜いており、
また、オーク樽での発酵や、瓶内2次発酵の際も王冠ではなくコルクを使用、
カーヴでの長期に渡る熟成など、完璧なる拘りと伝統的な醸造法によって
支えられたワインの品質の高さにより、世界的な名声を確立しており、
1884年からは他に先駆けて英国王室御用達を拝命する
希少なメゾンのひとつとなっています。

現在も、設立当時から変わることなくボランジェ一族によって、
生産における厳しい基準が保ち続けられ、
1992年には、こうしたメゾンが長年守り続けてきた製法と
基準を表す“倫理と品質”を『ボランジェ憲章』として発表しました。
継承される伝統によって育まれる、一貫したスタイルと
スケールの大きい素晴らしい品質を誇るシャンパーニュを造り続けています。
また、映画「007」シリーズでも第8作目から登場する
ジェームス・ボンド愛飲のシャンパーニュとしても広くしられています。
それ以前にも第2作目に登場し、オリジナルの小説にも登場しています。
ボランジェのもつ、しっかりとした厚みのある酒質、
それを包み込む優美で妖艶さを兼ね備えたボランジェ・スタイルは
ジェームズ・ボンドのイメージにぴったりなのでしょう。
初期のころは、特にR.D.がよく登場していました。

2012年、2015年、2019年には、
007を記念したキュベがリリースされており、
2020年もリリースされる予定になっています。

ボランジェ憲章~1992年~

1.ボランジェの畑は70%以上がグランクリュ、プルミエクリュであり、
エシェル・デ・クリュ(シャンパーニュ格付けの基準のひとつ、
その品質に応じて80%~100%が定められる)の割合は平均98%と、
シャンパーニュのワイナリーの中でも最高クラスの品質を誇る。

2.ボランジェの生産量の3分の2は自社畑のブドウから成り立つ。
自社比率がこれだけ高い有名メゾンは、ボランジェの他にひとつしかない。

3.ボランジェのヴィンテージ・シャンパンは
ピノ・ノワールとシャルドネのみで造られている。
ピノ・ノワールの割合は60%を超え、それによって
シャンパーニュの充実感と豊かさがもたらされている。

4.ボランジェのヴィンテージ・シャンパンのすべてと、
ノン・ヴィンテージ・シャンパンの一部をオーク樽にて樽発酵している、
数少ないシャンパン生産者である。
そしてフルタイムで樽職人を抱えているメゾンはボランジェだけである。

5.ボランジェのブドウは、個性や特徴を維持する為に個別のクリュごと、
ブドウごとに管理されている。
発酵も個別に行い、アッサンブラージュされるまで
それぞれ別々に昔からの樽に保管されている。

6.ボランジェのシャンパンは他のワイナリーよりも澱と接触させる期間が長い。
高品質のブドウから造られるシャンパンは、
澱と接触させる時間が長ければ長いほど豊かさや複雑性を増す。

7.グランクリュ、プルミエクリュのみから造られるリザーヴワインは
ブドウごと、クリュごと、ヴィンテージごとに
コルクで栓をしたマグナムボトルに入れ、個別に熟成させる。


[シャンパーニュ・ボランジェ・PN VZ15(ブラン・ド・ノワール)箱なし]
【シャンパン】【750ml】【正規品】