ロルム・ド・ローザン・ガシー 2016

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ボルドーの銘醸地、マルゴー地区の格付2級シャトー、
【ローザン・ガシー】が手掛ける、とんでもなく旨いオー・メドック。

トップの【シャトー・ローザン・ガシー】、
そしてそのセカンドワインに次ぐ、3番目の位置づけになるこのワイン、
分類こそオー・メドックのワインですが、
そのお味はびっくりするほどに、マルゴーっぽい。
まぎれもなく、ローザン・ガシーの血筋だー!!

しかもこのワイン、
イギリス著名なワイン評価誌【デカンター】が主催するコンクール
『デカンター・ワールド・ ワインアワード』において、
評価対象となった赤ワイン8,538本中、
わずか24本だけが獲得した最高賞である
“ベスト・イン・ショー”に選出。
さらに、なんと97点と いう高得点を獲得しています。

ところで、このワインを造る【シャトー・ローザン・ガシー】は、
2級に格付けされているマルゴー地区のワイナリーなのですが、
この[ロルム・ド・ローザン・ガシー]に使われているブドウの畑は、
なんとなんとマルゴー地区ではなくて、
オー・メドック地区の北端、サン・スーラン・ド・カドゥルヌ村。

それってサンテステフの北隣、
あの【ソシアンドマレ】とかがあるあの村ですよ、
マルゴー地区の隣とかじゃないんですよ
なのに、このマルゴー感。ちょっと君、一体何者なんですか~。

そういわれてみると、
最初はものすごくマルゴーっぽい印象でしたが、
これはローザン・ガシーのワイン造りの手法によるものかも・・・。
そして、時間が経つにつれて現れてくる
腰の太さや重厚感は生まれ持った部分、
すなわちオー・メドック北部のテロワールによるものなのかも・・・と納得。

実際に試飲したテイスティングコメントはこちら。
『マルゴーの格付け2級シャトーの威厳が漂う、
高級感あふれる樽香の先制パンチ。
さらにその香ばしいロースト香にも負けない濃厚なベリー感。
しっとりと艶やかなダークチェリーにカシス、
さらにラズベリーのコンポートのような濃密な果実味。
そしてわずかにミントの爽やかさ。
その味わいは、堂々として優雅。
ローザン・ガシーらしい繊細なタンニンの緻密さと
穏やかな酸味が、ふくよかな果実味にしっかりと寄り添い、
奥行きのある味わいを生み出しています。
しなやかなボディ感の美しさが際立つ、重々しすぎない飲み心地。
しかし飲みごたえはたっぷり。余裕を感じさせるエレガントなワイン。』

さすがです。
格付け2級シャトーの余裕が一口目から余韻に至るまで、
たっぷりと感じられる優雅なワイン・・・
生まれ持ったテロワールの力強さと、
育ての親であるマルゴーの粋、
その両方をじっくりと味わいたくなります。
ステーキやローストビーフと合わせたい、
いかにも王道のボルドーワインです。
優雅なひとときを、たっぷりとお楽しみください。


ロルム・ド・ローザン・ガシー 2016
【フランス 】【ボルドー】【750ml】