2017年度には、ワイン・スペクテーター誌95点&第1位獲得しましたが、
今ヴィテージはそれを上回る96点を獲得!
それが
[ダックホーン・スリー・パームス・メルロー 2017]
毎年、年末になると世界中のワイン関係者が注目するのが、
ワインスペクテーター誌年間トップ100のランキング!
2020年で32年間の歴史をもち、世界のワイントレンドをもかえる力をもつランキングです。
ワインスペクテーター誌が過去1年間に試飲した数万本のワインの中から、
90点以上の点数がつき、価格が高すぎず、生産量がそこそこあるワインを選びます。
そこから、ワインスペクテーター誌のテースターが一堂に集まり
再テースティングをして最終的に決めるというもの。
点数が高いだけではなく、そのポテンシャルや
感動といったものも考慮したエキサイティングなランキングです。
そして、2017年度に、その頂点となったのが
ダックホーン・スリー・パームス・メルロー2014でした。
今回ご紹介する2017年ヴィンテージは、それを上回る96点を獲得しています
(一度、第一位に輝いているせいか、2020年度の年間ランキングは、第15位です)。
造り手である[ダックホーン]は、ナパを代表する造り手のひとつですが、
もともとその名声を確立したのは、メルローです。
1976年代の創業当時に造られていた当時は、
畑名は入っていませんでしたが、
今回ご紹介する[スリー・パームス・ヴィンヤード]で造られたメルロー種を使っており、
まさに、ダックホーンの原点ともいえるワインなのです。
2011年には、ダックホーンがこの畑のブドウをすべて買い取る契約となり、
2014年にはダックホーンが畑を購入しました。
また、2014年からは、2003年からダックホーンで働いてきた
叩き上げのワインメーカーであるルネ・アリー氏がヘッド・ワインメーカーとなり、
最初のヴィンテージで[ワイン・スペクテーター誌]
年間トップという非常に名誉あるスタートをきったワインでもあります。
アリー氏によると、スリーパームスの畑というのは、
ナパのカリストーガ地区のすぐ南の比較的暖かいエリアにあり、
第一印象は、一般的に言われているメルローにいい条件ではないように感じられるのだそうですが、
ナパ北東部のセルビー・クリークからの火山性土砂でできた扇状地で、
ブドウの根が地中深く入り込んでいることが凝縮した果実を生んでいると考えられるのだそう。
アリー氏のきめ細かな感性で造られたこのワインは、
凝縮した果実味を持ちながら、エレガントにしあがっています。
その味わいについて、ワインスペクテーター誌では、
『パワフルでリッチ、複雑なワイン。
ブラック・カラント、ダーク・チェリー、
プラムタルトなどのフレーバーが融合し、
優しい中挽きのタンニンに支えられている。
余韻には石灰ローム質の特徴が心地よく広がり、
ブラックオリーブのニュアンスも感じらる。』
とし、96点という高得点で評価。
メルローのエレガントさとナパ果実の力強さをもつワインです。