これって正しい!?食事の疑問を一刀両断 その2
食生活への疑問は耐えることがありません。
特に、ダイエットに関する嘘と本当は区別がつきにくく、
本当だと信じていたものも、意外と間違っていたなんてことが
あとから分かることも多々あります。
今回は「調理」という部分に焦点を当てて、
あなたが本当に健康的にスタイルを保つ方法を
探っていきたいと思います。
あなたは自炊していますか?
実家であればお母さんまかせ?
もしくはあなた自身がお母さん?
それとも外食が中心の食生活?
食事を作るというのは、
とてもあなたのまたあなたの家族の健康を左右する大切なこと。
栄養を最も摂取できる食べ方をしている人は意外に少ないのです。
こんな疑問をいただきました。
疑問:熱を加えると栄養素が少なくなってしまう?
答え:これは世の奥様が一番悩むこと。
なんだか火が入ると良くないなんて噂を聞いたけどかといって、
生野菜ばかりを食べるなんてこともできないし、
一体どうしたらいいの?と。
その悩み、解決しましょう。
そもそも火を通すことが栄養を壊してしまうというのは嘘です。
茹でたりすることで栄養素が減ってしまうのは、
ゆで汁に栄養素が逃げただけのこと!
つまり、栄養は「水」に弱いのです。
だから、野菜はスープとして食べれば
水に流れた栄養素だってまるまる体に摂取することができるのです。
そもそも野菜に多く含まれるビタミンC や
カリウムまたビタミンB 群は水溶性の栄養素ですから、
水に溶け出しやすいのです。
よく水で綺麗に野菜を洗いたいために、
水にさらしっぱなしの人がいますがこれも間違っています。
特に、切った野菜をこのようにしてしまうと
せっかくの栄養が半分以下になってしまうことも!
それはもったいないと思いませんか?
野菜を洗うのであれば。
切る前に丸ごと洗うのが基本です!
特に葉ものの野菜は、切ったりちぎったりしてから
洗ってしまいがちですから、要注意ですよ。
これらの野菜の栄養が逃げるについては
こんな疑問も多く寄せられています。
疑問:切り方によって野菜の栄養は変わるのか?
答え:YES です!意外だと思いませんか?
野菜の栄養は、
先ほども述べたように水に触れることで栄養が抜けやすくなってしまいます。
さらには空気に触れることも同じです。
ですから、野菜の断面が空気にたくさん触れれば触れるほど
栄養は少なくなってしまうということですね。
細かく切るのは仕方のないこと。
ですから気をつけなくてはいけないのは、
サラダや大根おろしなどは食べる直前に調理すること。
そうすれば、栄養をなるべく逃がさずに体に摂取すること
ができますよね。
最後に旬に関する疑問です。
疑問:旬のものを食べると体にいいと言いますがそれは本当?
答え:本当です。
なんとなく栄養価なんて一年中同じでしょうと思ってしまいますよね。
特に、技術も進歩した今はあまり野菜などに
季節性を気にするようなことが少なくなりました。
旬の物には、その季節に人が必要としている
栄養もたくさん含んでいるのです。
本来野菜は、決まった季節にしかできないものです。
その時に、一番栄養を持っているのは当たり前。
夏野菜が年中あったとしても、
もっとも太陽を浴びて育ったものの方が、
ハウスで作られたものよりも
栄養価が高いに決まっています。
また夏野菜は体を冷やす働きがあったり、
汗をたくさんかくために水分が多い物が多かったりと
ちゃんと意味を持っているのですよ。
季節の野菜を理解して、正しく美味しくいただきましょう!