偉大なる特級[コルトン・シャルルマーニュ]の片鱗に触れられるお値打ち白の登場!!
この白ワイン産地一帯は、一般的に【偉大なるコルトンの丘】と呼ばれます。
何故なら、ここはコート・ド・ボーヌ丘陵の北端に一段と高くそびえる丘のため、
北側斜面を除けば通年で非常に素晴らしい日照に恵まれます。
さらに、丘の頂上に帽子を被ったようにある「コルトンの森」が、
ブドウの成熟の妨げとなる北風を防御し、
標高がやや高いにもかかわらず理想的な環境の下、果実が十分に育つのです。
そんな偉大な丘の斜面は、特級[コルトン]を始めとするピノ・ノワールによる赤と、
特級[コルトン・シャルルマーニュ]に代表されるシャルドネによる白の双方が栽培される銘醸地です。
そしてその【偉大なるコルトンの丘】からのご紹介が、
[ドメーヌ・マルグリット・カリヨン ペルナン・ヴェルジュレス・ブラン 2018]
「コート・ド・ボーヌ」では一番北に位置し、
いわゆる【偉大なるコルトンの丘】の西側奥にひっそりと佇む「ペルナン・ヴェルジュレス村」。
ブルゴーニュで最も美しい村の一つと言われ、その慎ましくも美しい風景を眺められます。
[コルトン]や[コルトン・シャルルマーニュ]を名乗る特級ワインがこの世になければ、
誰もその存在すら気付かない、まるで時間が止まったかのような静寂な情景が目前に現れるのです。
そんな「ペルナン・ヴェルジュレス村」は、コルトンの丘の一角に位置するため、
無名ながら上質の白・赤双方のワインを生み出す銘醸地。
そのため、ブルゴーニュの生産者と愛好家にとっては無視できない存在のアペラシオン(産地)といえます。
さらにヴィンテージの2018年もブルゴーニュ白の当たり年!!
アメリカの専門誌【ワイン・エンスージアスト】が【94点】、
あのパーカー氏の【ワイン・アドヴォケイト誌】も【92点】を付ける、
いわゆるグレート・ヴィンテージですが、
酸が柔らかく若いうちから親しみ易い仕上がりとなっているのが特徴です。
試飲したところ、
『まだ少し若すぎるせいか、抜栓直後はやや閉じ気味。
クリアーでやや淡さを残すイエローゴールドの色調。
コルトン・シャルルマーニュに通じる香りには、
アカシアの花やカリン、洋ナシや白桃などの華やかなニュアンスがあり、
それにコルトンの丘特有のミネラル感とスパイシーさが加わり、
それらが徐々にグラス一杯に広がってきます。
味わいでは、北部コート・ド・ボーヌらしいシャルドネの芯のある辛口風味が感じられ、
さらにビターな苦みとミネラル感に、やはり芯のある上質な酸がうまく融合し、
このアペラシオンらしい白に仕上がっているのです。
余韻もしっかりしたこの1本には、魚介でも貝類や甲殻類が相性がよさそうですが、
思い切ってフォアグラのテリーヌやソテー、
チーズならブルー・デ・コースなどのブルーと合わせてみたい1本です。』
ドメーヌ・マルグリット・カリヨン ペルナン・ヴェルジュレス ブラン 2018
【フランス】【白ワイン】【750ml】【ブルゴーニュ】