ボルドー好きを唸らせる【12年超の長期熟成】
そのヴィンテージは、
2000年代を代表するグレートヴィンテージ、2005年
2005年ヴィンテージといえば、
ワイン評論家パーカー氏率いる【ワインアドヴォケイト】誌が、
ボルドーのすべての地区に95点以上の高得点をつけたという、
21世紀を代表するグレートヴィンテージ。
本日ご紹介のこのワインは、
シャトーのセラーで長期にわたり動かされることなく、
じっくりとタンク熟成されていたという、
超シークレットなお宝ロット。
[シャトー・レ・ショーム]は、
ボルドー地方の真ん中を流れるジロンド河の河口近く、
ブライ地区にあるワイナリー。
樹齢35年以上の樹から収穫された完熟のブドウを使用して
造られたこのワインは、気品あるカベルネ・ソーヴィニョンと
果実味たっぷりのメルローをバランスよくブレンドし、
力強い骨格とアロマを生み出すマルベックを
アクセントに利かせた魅力的な味わいです。
ワインの熟成は、メドックの格付けグランシャトー並みの、
18ヶ月におよぶオーク樽熟成!!なんと贅沢。
それでいて、“いかにも”な樽香がつくことを嫌い、
あくまでも果実味との調和を大切にしているので、
そのアロマはとても上品かつピュアなんです。
じっさいに試飲してみると、
『しっとりと深みのあるカシスに、ラズベリーとダークチェリーの濃密な香り。
驚くことにその果実味には未だフレッシュ感すら潜んでおり、
甘く魅力的なアロマを振りまいています。
バニラやスパイスのニュアンスもふわりと溶け込んで、
刻一刻と華やかさが加わっていきます。
その味わいは、落ち着きがあるクラシックなボルドー。
意外にも果実の甘みは目立ちすぎず、
きれいな酸と繊細なタンニンが
生み出す骨格で飲ませるタイプのワインです。
ごくわずかに現れた熟成感が柔らかな旨みを引き出しており、
時がたつにつれてその味わい深さが増していきます。
豊満すぎず、ほどよく枯れ始めた滋味あふれる味わいに、
しみじみと感じ入ってしまいます。』
飲むほどにじわりと染みてくるような旨み・・・
次第に開いていくアロマと相まって、
その滋味深い味わいに引き込まれてしまいます。
ビーフシチューなどの肉料理との相性も捨てがたいですが、
敢えて熟成ハードチーズなどと共にじっくりと味わいたくなるワインです。