パーカーまたまた【91+点】
あの仏高級ブランドグループも進出した銘醸地トロ。
しっかりとコクのある濃厚赤ワイン大好き、
この一本こそオススメです。
[イトゥリア・トロ 2014]
世界屈指の評論家にして
[ワイン・アドヴォケイト]を主宰するロバート・パーカー氏は、
2010年と2011年ヴィンテージに続き、
この2014年ヴィンテージにも何となんと【91点+】を献上。
この2014年ヴィンテージに対してのコメントたるや、
『牧場のような、若干野生感のあるアロマに、トーストの印象。
口中ではダスティなタンニンを伴ったミディアムボディのワインで、
良く熟している。
パワーとエレガンス を兼ね備えている。
もう少し熟成を待っても良いだろう。
(※2017年3月試飲)信じられないほど素晴らしいバリュー』
と激賞。
さらに2011年ヴィンテージに対しては、
『トロでは珍しくテンプラニーリョ(ティンタ・デ・トロ)
単一品種ではなく、ガルナッチャを10%ブレンドしている。
天然酵母でアルコール発酵させ、樽に移してマロラクティック
発酵、さらに14ヶ月間樽熟成。
溢れんばかりの果実香、土、スパイスなどのフレッシュでバランスの良い芳香。
口中では良好なタンニンを伴ってエレガント。
そして樽由来のフレーバーは、
もう少し瓶熟成させると落ち着いてまとまってくるだろう。
非常に素晴らしいバリューである。』
そして2010年ヴィンテージに対しては、
『[イトゥリア・トロ 2010]はティンタ・デ・トロ90%と
ガルナッチャ10%のブレンドで、1年使用樽で熟成。
実にアロマティックで果実が生き生きとした芳香。
なおかつフラワリーでブラッド・オレンジ、熟した赤いチェリーの印象。
明度が高く、トロによくあるスタイルとは一線を画している。
口中ではミディアム・ボディで、良く磨かれて洗練されたタンニン。
思うに、素晴らしい醸造家の手によるもの――
つまりバランスと新鮮さを保ちつつ、
なめらかに磨かれたワインを生み出すことが出来、
トロの力強さをうまく手なずけることの出来る人間がそこにいると感じた。』
と大絶賛。
さらに、これまでにレビューしたボデガス・イトゥリアのワイン
全てに90点以上を付けて絶賛しているんです。
その上、フランス出身の気鋭醸造家
グザヴィエ・イトゥリア氏の名に触れ、
『今後注目すべき新顔である』
と宣言しているんです!!そればかりか、
『非常に良いバリューの、特にお薦めの一本』
とこれ以上ない褒め言葉でホメちぎっています。
これこそが気鋭醸造家の実力を示していることでしょう。
それもそのはず、この台風の目ワインが生まれしは、
スペイン銘醸地のひとつに数えられる産地トロ。
あの高級ブランドを擁するフランスの一大グループ、
LVMHモエヘネシー・ルイ・ヴィトンが買収した高級ワイン
[ヌマンシア][テルマンシア]を生み出す素晴らしい産地なんです。
さらに自慢したいのは、そのスゴい中身。
なんと標高650~700mの粘土質、石灰質、砂質土壌の畑で栽培されている、
樹齢20~60年の古木ティンタ・デ・トロ(テンプラニーリョの
トロにおける亜種)90%、ガルナッチャ10%のブレンド。
しかも株(ゴブレ)仕立てで、アメリカ産台木で接木していない
自根の樹に生るブドウを使用しているんです。
この接木なしの、フィロキセラに侵されていない自根のブドウ樹は、
スペインではピエ・フランコと呼ばれ、
大変貴重な樹、お隣フランスではほとんど全滅していることを考えると、
2,080円(税別)という価格で飲めるのは奇跡、
まさに採算度外視としか言いようがありません。
そんな素晴らしい一本を早速試飲してみました。
プラム、ダークチェリー、ブラックベリーの熟して甘やかなフルーツのアロマ
いかにもフルーティでつい笑みがこぼれてしまいます。
続いてシナモン、ナツメグ、クローブの甘やかなスパイス、
さらにバルサム、ドライハーブの爽やかな印象、
ダークチョコレート、エスプレッソの香ばしさ、
スミレのフローラルさなど、とにかく次々と
複雑な芳香が現れて期待感が高まります。
口中では凝縮して緻密な果実味、繊細で高めの酸。
ベルベットのタンニンは豊かで上質。
樽がもたらす甘香ばしさやスパイシーな味わいが癖になります。
余韻も長く、ボリューム豊かで飲み応えのある一本。
満足感が高く、「今日はしっかりと濃厚な赤ワインが飲みたいなぁ」
という期待にバッチリと応えてくれます。
ご家庭では、ビーフシチュー、煮込みハンバーグ、
サーロインステーキなどにベストマリアージュ。
週末のホームパーティなどで提供しても恥ずかしくない、
スタイリッシュなラベルも自慢です。
ボデガス・イトゥリアはスペイン北内陸部、
カスティーリャ・イ・レオン州の州都バリャドリードより南西に20kmの
トレシーリャ・デ・ラ・アバデサ村にセラーを構えており、
原産地呼称(D.O.)トロからワインをリリースしています。
この村はトロのエリア内では最も東に位置しています。
オーナーにして醸造家のグザヴィエ・イトゥリアはフランス出身で、
ボルドー大学で醸造学を修めました。
1999年にスペインに移住し、リベラ・デル・ドゥエロ、リオハ、
トロのいくつかの有名ワイナリーで経験を積みました。
2009年、念願だった自らのワイナリーを設立。
エル・モラーレス・デ・トロ村の5haの畑を所有し、
高品質のワイン造りを行っています。
この[イトゥリア・トロ]は標高650~700mの粘土質、
石灰質、砂質土壌の畑で栽培されている、
樹齢20~60年のティンタ・デ・トロ(テンプラニーリョのトロにおける亜種)90%、
ガルナッチャ10%のブレンド。
株(ゴブレ)仕立てで、アメリカ産台木で接木していない
自根の樹に生るブドウを使用しています。
9月中旬に丁寧に手摘みで収穫します。
27℃以下に維持したステンレスタンクで
12日間のマセラシオンとアルコール発酵。
野生酵母を使用しています。
樽でマロラクティック発酵を行い、
1年使用のフレンチオーク樽で14ヶ月間熟成させます。
トロのテロワール、ティンタ・デ・トロ種の魅力がたっぷりと詰まった珠玉の一本、
ぜひとも一度お試しくださいませ。