これは旨い・・・
夜更けにひっそり愉しみたい、深遠なる秘密のボルドー。
濃密にして滋味深く、旨みがじわりと染み入るようなワイン・・・
その名も、
[シャトー・ペイショー 2015]
超有名グランヴァンでもなければ、
パーカー高得点ワインと言うわけでもありません。
その産地は、ボルドー北部のコート・ド・ブール地区。
ボルドー地方を流れるジロンド河の河口近くにあるコート・ド・ブール地区は、
パワフルな酒質が印象的なワインを生み出している、隠れた人気の産地です。
そのブール地区の中央に位置する[シャトー・ペイショー]は、
29haのブドウ畑でメルローとカベルネ・フラン、
そしてカベルネ・ソーヴィニョンを栽培していますが、
本日ご紹介のこの2015年ヴィンテージに限っては、
敢えて完熟のメルロー100%で造っています。
ちなみに2015年ヴィンテージは、ボルドーの超大当たり年。
あのパーカーさんもボルドーの主要産地に【95~96点】
というハイスコアを付けたヴィンテージ。
そしてなんとこちらの[シャトー・ペイショー 2015]は、
2017年に行われた【マコン・ワインコンクール】と【フェミナリーズ】
そして【チャレンジ・インターナショナル・デュ・ヴァン】において、
圧巻の三冠金賞を獲得。
さらに、フランスを代表するワインガイド【アシェット】にも堂々の掲載。
そのきらびやかなメダルの数々もさることながら、
その味わいは、
『吸い込まれそうなほどに深遠にして濃厚なその香りは、
カシスにラズベリー、かりんやプルーンのコンポート。
さらに、クミンやシナモン、ペッパーのエキゾチックなアロマに、
スミレとチョコレートのニュアンス。
惜しみなく広がる妖艶なアロマの世界にぐぐっと引き込まれてしまいます。
その味わいは、重厚にしてとても優雅。
完熟の果実と落ち着きのある酸の美しいバランス、
そして緻密なタンニンの絶妙な重み。
どっしりと飲み応えがありながら、
どこか洗練された軽やかさも持つエレガントな飲み心地です。
豊かなアロマとともにじわりと広がる旨み、
そしてそれに呼応するビターな後味がなんとも滋味深い・・・
じっと目を閉じて余韻に浸りたい旨さです。』
むむむ、と唸る美味しさ。
濃密にして深遠、そしてなんといっても豊かなアロマに
癒されつつ広がる旨み・・・これは本当に美味です。
マリアージュ的には、とにかく肉!!
サーロインステーキなどがベストマッチですが、
敢えてワインとチーズぐらいでじっくり愉しむのも捨てがたい・・・
これぞ、長い夜のお楽しみ、ってことで。
「シャトー・ペイショー 2015」への4件のフィードバック
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