日経新聞が年に一度行っているワイン企画Nikkeiプラス1
「何でもランキング」
2016年6月4日号のテーマは、
[キリッとした後味 スパークリングワイン・ベスト10]。
スパークリングに詳しい専門家13人が4,000円までの
オススメ25銘柄をブラインドでテースティングして
ランキングしたもの。
トップ10アイテムが日経スタイルのウェブサイトでも公開さ
れているのですが、ダントツの第一位に輝いたのが、
今回ご紹介するスパークです!(受賞ヴィンテージは2011年)
ヴィンテージは変わりましたが、
恵まれた南アフリカの気候とテロワールは、
今回ご紹介する2013年ヴィンテージでも
クオリティの高い味わいを実現しています。
それが、
[グラハム・ベック・ブリュット・ブラン・ド・ブラン 2013]
日経プラスワンでは、
『熟したリンゴと白桃のコンポートのようなジューシーさ、
レモンパイのような香ばしさがある』
『酸味がフレッシュで小気味よい。バランスよくまとまっている』
などのコメントとともに総合得点730ポイントを獲得。
第二位以下は、560、550、530、500ポイントと並んでいて、
ダントツの高評価となりました。
[グラハム・ベック]は、マンデラ大統領の
就任時や米オバマ大統領の当選時に祝杯として選ばれた
ことで知られる南アの由緒ある造り手です。
南アでは、シャンパン方式のスパークリングのことを、
[メソード・カップ・クラシック]と呼びますが、
それを初めて南アで造ったのが、この[グラハム・ベック]
[グラハム・ベック]は、ケープタウンの西にあるロバートソン
という場所を拠点に1983年に創設されたワイナリーです。
創設者のグラハム・ベック氏は、
石炭産業などで財を成したビジネスマンであったのみならず、
さまざまな産業を起こして南アの産業全体に
貢献した人物としても知られています。
1983年にロバートソンのマデバという場所に畑を購入して、
1985年にその大部分をシャルドネに植え替えました。
そして1990年にピーター・フェライアさんをワインメーカーに
迎えると同時に、本格的シャンパーニュ方式で造られる
スパークリング生産を開始します。
ピーター・フェライアさんは、1990年から一貫してワインメーカーを務め、
南アのスパークリングの歴史をつくってきました。
世界的にもこのスパークは高く評価されており、
その一部をご紹介すると・・
南アで最も権威のある[ジョン・プラッター・ガイド2016年度]
では、準満点の4.5星を獲得!(ヴィンテージは2010年)。
[シャンパン&スパークリングワイン・ワールド・チャンピオ
ンシップ2009]にて金賞(ヴィンテージは2009年)
[デイリー・メイル紙]:南アのトップ50(2009年2月)
『このスパークは南アで最も美しく、賞賛に値するスパーク
であると同時に、世界的には今もベスト・バリューのひとつ』
[モンド・スパークリングコンテスト]:銀賞(2008年11月)
・・この大会でメダルを獲得した唯一の南ア産スパーク・・
[ヴェリタス・アウォード2007]:金賞(ヴィンテージ2003年)
[インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペ2007]:
クラス中第一位(ヴィンテージ2002年)
また、世界的なスパークリングワインの権威であるトム・
スティーヴンスンさんの著書である[世界のスパーク&シャ
ンパン大全]では、星をつけることさえ難しい中、1.5★/3★
という評価を得て、高く評価される南アを代表するスパーク
です。
その味わいは、
『濃厚で心地よいイースト香が漂い、ほのかにライムの
さわやかなノーズが立ち上がります。
刺激的できめ細かいムース状のクリーミーな泡が弾け、
長くエレガントなフィニッシュをもっています。』
「グラハム・ベック・ブラン・ド・ブラン 2013」への1件のフィードバック
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