世界最高峰ワイン産地のひとつ「ブルゴーニュ地方」で
行われる毎年恒例の最大イベント。
それこそが、毎年11月の第3土曜日から始まる
【Les Trois Glorieuses(栄光の三日間)】です。
初日は【Confrerie des Chevaliers du Tastevin
(ブルゴ ーニュ利き酒騎士団)】の入団式と晩餐会が催され・・・・、
そして2日目に行われるのが、ワイン愛好家だけでなく
一般の人々も注目する一大イベント、ワイン業界で世界
最大ともされるチャリティー・オークション
【オスピス ・ド・ボーヌ】のワイン・オークション。
ちなみに最後の3日目には、ブルゴーニュ中の生産者が
集う大晩餐会が開かれます。
その【オスピス・ド・ボーヌ】のワイン。
それも熟成ワイン好きやブルゴーニュ通にはたまらない、
ボーヌ村に寄進された極上1級畑から生まれた、
13年熟成のバック・ヴィンテージ古酒を、
現地カーヴから独自輸入にて入手。
しかも蔵元が、他のオスピスのワインよりも長く寝かせ、
満を持して放出のハイポテンシャル・キュヴェ、
オスピスらしさがより強調された、
しっかりとした構造と風味満載の1本の登場。
その名も、
[オスピス・ド・ボーヌ ボーヌ・キュヴェ・ブリュネ 2001]
格式と気品を感じさせるラベルデザインと共に、
高貴な味わいに世界中で人気を博す入手困難な特別なワイン。
ご案内の[ボーヌ・キュヴェ・ブリュネ]は、
ボーヌの重 要なプルミエ・クリュ(1級畑)、[レ・ブレッサンド]
0.52ha、[レ・バ・デ・トゥーロン]0.48 ha、
[レ・サン・ヴィーニュ]0.47 haからの構成。
そして、これらの区画で栽培されるブドウのほとんどが、
1954年から1976年の間に(1999年に植え替えた15%の部
分を除く)植えられた、最も古いものは60年以上、
平均樹齢45年を超えるヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹ブドウ)。
ちなみに、このキュヴェを寄進したのは、地元ボーヌで
は知らぬ人がいない「ブリュネ家」。
ブリュネ家は5人ものボーヌ市長を輩出した17世紀の初頭から続く名家で、
そのほかの人物も町の歴史に深く関わっている名士揃いなんです。
そんなブリュネ家の寄進した畑は、当然のことながら一流の区画揃い。
それに加え古樹ブドウから出来上がるこのキュヴェは、
同ヴィンテージの中でも長命の、さすがの別格的品質なんです。
なお、ブルゴーニュの2001年は決して大当たり年では
ありませんが、長命で熟成力を持つ赤が出来た、
いわゆる穴場的好ヴィンテージ。
『蔵元が同年代で一番最後に紹介してきただけあって、
エッジはかすかにレンガ色ながら、収穫から14年目の割りに、
未だ深みのある黒の要素を持つ赤紫色。
抜栓後はわずかに感じるマディラ香は一時的なもので、
その後はバニラを彷彿させる甘い香りへと変化していきます。
長命ヴィンテージらしく、芳醇で深みのある香りと
ボリューム感のある味わいには、
落ち着いた酸に、甘さとまろやかさが出ているタンニン、
それに伴うカシスなどの黒い木の実と、トリュフやケモノの風味が。
また、チョコレートのような甘い味わいながら、
芯は渋みのある辛口。それらのバランスが抜群で、
甘美な熟成感とともに味わえるんです。
できればレストランで本格的料理とともに楽しみたい1本ですが、
エポワスなどのブルゴーニュのチーズとの相性もバッチリです。』
【オスピス・ド・ボーヌ】のワインの栽培と醸造の指揮は、
当代切っての醸造家「ロラン・マス氏」。
さらにその先代は、かの[ルロワ]で醸造長を務めていた
「アンドレ・ポルシュレ氏」と、ブルゴーニュを代表する
名手ばかりにより造られたのが[オスピス・ド・ボーヌ]。
この2001ヴィンテージは決して大当たり年ではありませんが、
きちんと選果をし健全なブドウを確保した生産者のワインは
十年以上の熟成を経ても、品質と味わいを十分保つ構造と、
専門家も見直しているヴィンテージ。
厳しい基準でブドウを選りすぐり、
新樽熟成に耐え得るピノのみ使用する[オスピス・ド・ボーヌ]だからこそ、
おすすめなんです。
ちなみにこの1本は、蔵元が他のアイテムより長く寝かせ放出、
蔵出し直送で入手したハイポテンシャル・キュヴェ。
ただそれを堪能するには、出来ればセラーなどの冷暗所で落ち着かせ、
早目の抜栓で、通常よりやや低めの温度から、
そして大振りのグラスで味合うなど、それ相応の手間が必要です。
抜栓からかなりの時間が経っての本領発揮後の味わいこそが、
この1本の醍醐味です。
これぞブルゴーニュの誇り
そしてボーヌのシンボル
是非とも、このワインでブルゴーニュの真髄をご堪能く ださい。