『緑ワイン』として大人気のヴィーニョ・ヴェルデ
ヴィーニョ・ヴェルデは英語圏諸国では『グリーン・ワイン』
つまり【緑ワイン】と呼ばれ、欧米のマリンリゾートでのリラックスタイムには欠かせない飲み物
人気の理由は、低めのアルコール、ハツラツとした酸、そして手頃な価格と、
陽光溢れる海岸リゾートにピッタリとはまるキャラクターなんです。
ここ日本でも、もはや定番ワインとして、揺るぎない人気を獲得中!!
もう既に色々な銘柄を飲まれた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そのポルトガル北部ヴィーニョ・ヴェルデの地域で生まれた、
ちょっと格上の白ワインをご案内いたします。
その名も、
[カメレオン・アルヴァリーニョ 2017]
アルヴァリーニョといえば、白ワイン好きの皆様はピン!と来たかもしれません
そうなんです、スペイン北西部ガリシア地方リアス・バイシャスの高貴品種アルバリーニョと同じ品種が、
ここポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデ地方でも栽培されているんです。
そう、ポルトガルでもアルヴァリーニョは高級品種
ヴィーニョ・ヴェルデといえば、フレッシュな若飲み、
さらにクリスピーな微発泡ワインとして有名ですが、
このワインは微発泡ワインではなく、発泡しないスティルの白ワインになります。
これが高級感たっぷりで、まさに格上白ワインの味わいなんです。
実は、このワインはヴィーニョ・ヴェルデとは名乗れません。
と申しますのも、現在D.O.C.ヴィーニョ・ヴェルデでは、
サブゾーンのモンサオン・エ・メルガッソ産以外の
アルヴァリーニョ100%を使用品種として認めていないのです。
しかしながら、2020年にはD.O.C.ヴィーニョ・ヴェルデとして
正式に認定されることが決まっており、
それまで暫定的にヴィーニョ・リージョナル・ド・ミーニョとしてリリースされています。
そんなわけで、従来のヴィーニョ・ヴェルデの印象を覆すスタイルの一本なんですが、
それには理由があります。
まさに前述したサブゾーン、モンサオン・エ・メルガッソに
アンセルモ・メンデスという有名な生産者がいるのですが、
その愛弟子が独立して造り上げたのが、
この[カメレオン・アルヴァリーニョ]なんです。
アンセルモ・メンデスは世界的にヴィーニョ・ヴェルデの持つイメージを
ワンランク格上げした功労者といわれており、
スティルワインタイプのヴィーニョ・ヴェルデの先駆者です。
発泡無し、補糖無しで造る辛口白ワインは、世界中の愛好家から支持されています。
また、世界のワインのプロやメディアから「モダン・ヴィーニョ・ヴェルデ」と名付けられ、
他の生産者にも影響を与えてきました。
そんな凄腕アンセルモ・メンデスから薫陶を受けたのが、
この[カメレオン・アルヴァリーニョ]を造るジョアン・カブラル・アルメイダ
1982年生まれの彼は、特定の畑は持たず、ワインコンサルタントとして、
ポルトガル各地を行き来するドライビング・ワインメーカーです。
また、ポルトガルの若手醸造家6名が集まり、
共同でイベントやマーケティング活動を行う有志グループ
「ヤング・ワインメーカーズ・オブ・ポルトガル」の一員としても活躍しています。
裏ラベルには、「ヤング・ワインメーカーズ・オブ・ポルトガル」の6人組が
自転車に乗るイラストが。
さらに楽しいのは、表のエチケット
黄緑色に描かれたカメレオンが、飲み頃の温度になると青色に変化するんです。
遊び心のあるプレゼンテーションがなんとも憎い一本。
キンキンに冷やして、青色のカメレオン君と一緒に楽しいひとときをお過ごしください
レモン、グレープフルーツのフレッシュな柑橘、青リンゴ、
洋梨の果肉感あるフルーツの香りも凝縮しています。
さらにジャスミン、エルダーフラワーの花のアロマも。
とてもフレッシュでクリーンな芳香に癒されます。
口中でも柑橘のフレッシュな果実味、まさにレモン果汁のような、
繊細な酸がたっぷりと含まれています。
線が細くエレガントな飲み心地。
ミネラル感と快適なビター味が全体を引き締め、
とてもきれいで清涼感のある余韻が長く続きます。
レモンを搾ったフレッシュなシーフード、
レモン塩でいただく野菜の天ぷらなど、
レモンをアクセントにしたお料理にとても良く合います。
ぜひお試しくださいませ。