その名も [シャトー・ミル・ローズ・マルゴー 2015]
このワインが造られる、
マルゴーに隣接する注目の銘醸地[マコー地区]は
ACマルゴーのすぐ南に位置する地区で、
北は格付け第3級の[シャトー・ジスクー ル]、
南は同じく格付け第5級[シャトー・カントメルル]など
超銘醸地と隣接する地区で、
コストパフォー マンスの高い地区として注目されています。
本来のAOCはオー・メドックですが、
マコー地区の一部がACマルゴーに格上げされることになり、
ポテンシャルが高い地区であることを証明したといえます。
もちろんミル・ローズの畑も、半分弱がマルゴーACに格上げ、
2007年からはオー・メドックとマルゴーの両方のAOCでワインを造っています。
オーナーのダビッド・フォール氏は
ブルゴーニュ、プ ロヴァンス、ジュランソンで経験をつんだ後、
故郷であるボルドーに戻り1999年にシャトー・ミル・ローズを立ち上げました。
設立10年経たずして高い評価を確立し、
2003年には世界でも有数の生産者へ贈られる
「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」を獲得。
その味わいは
『チェリーやストロベリーのような赤系果実の可憐な香りと
柔らかくエレガントな果実味。
まるで香水を想わせるほどアロマティックです。
ビロードの口当たりから広がる味わいは繊細でいてダイナミック、
そして背筋の伸びたタンニンの骨格に寄り添う
たっぷりの旨みが余韻の最後まで続きます。
ボルドー、それも銘醸マルゴー村のワインでありながら、
どこかブルゴーニュの上級ワインのような
やさしくエレガントな飲み心地が感じられますのは、
オーナーがブルゴーニュでワイン造りを学んだ
経験に因るものなのでしょう。
ミルローズ(千本のバラ)の名の通り
エレガントで今すぐから美味しく飲めて、
尚且つ熟成のポテンシャルもある素晴らしい ワインです。』