この2010年ヴィンテージはパーカー【94点】
ティム・アトキンMW【97点】
ワインエンシュージアスト誌【95点】
これは物凄いグラン・リオハがやってまいりました・・・。
その名も、
[クネ・インペリアル・グラン・レセルバ 2010]
[クネ]とはワイナリー名である
コンパニア・ビニーコラ・デル・ノルテ・デ・エスパーニャの通称で、
スペイン本国はもちろん、全世界のワインのプロおよび
愛好家で知らない人はいない老舗中の老舗。
スペインで最も伝統的な銘醸地にして特撰原産地呼称(D.O.Ca.)リオハの
リオハ・アルタ地区のアロに位置する家族経営のワイナリーで、
現CEOは5代目のビクトール・ウルティア氏。
アロにある醸造所は1879年に設立し、以来ひたすら品質の高いワインを
生産することに力を注いできました。
現在3つのワイナリーとリオハ・アルタに80%、
リオハ・アラベサに20%計550haの自社畑を所有しています。
設立からおよそ130年間、伝統と革新を2本柱に成長し、
今ではより良いワインを造りそれを世界中に知ってもらうことを指針に、
世界4大陸、90カ国以上に輸出する、スペインワインを代表する
ブランドのひとつとなっています。
醸造責任者は女性のマリア・ラウレア氏。
その評価はケタ違いに素晴らしく、この[クネ]ブランドは、
なんとスペイン王室から国旗をモチーフとしたロゴの使用を許された、
スペインを代表するワイナリーのひとつ
まさに王室お墨付きブランドとして君臨しているんです。
そして、今回ご案内の[インペリアル]ブランドは、
なんとスペイン王室フェリペ現国王の皇太子時代の
結婚式で使用された、王室御用達ワイン。
さらに、評価が厳しいことで知られる米有力評価誌
[ワインスペクテーター誌]にて2013年、
世界中の数千にも及ぶワインをテイスティングし、
トップ100ワイナリーを厳選したランキングで、
クネを代表する[インペリアル・グラン・レセルバ 2004]が
スペインのワインとして初めて年間【第一位】を獲得という快挙を成し遂げました。
そのスコアは第一位を獲得したにもかかわらず、95点にとどまっています。
このことからも、[ワインスペクテーター誌]の評価がいかに厳しく、
高得点が至難であるということがよく分かります。
さらに、世界最高峰のワイン評論家ロバート・パーカー氏主宰
[ワインアドヴォケイト]においても、毎年高得点連発
新旧ヴィンテージどれも92点以上を獲得し続け、
この2010年ヴィンテージはなんとぶっちぎりの【94点】。
この2010年ヴィンテージにはティム・アトキンMWも【97点】、
ワインエンシュージアスト誌も【95点】を献上しているんです。
さすが王室御用達ワインの真打ちと呼べる高評価。
それもそのはず、リオハ・アルタの標高525mの樹齢40年古木ブドウを
丁寧に手摘みで収穫。土壌は粘土質です。
畑とワイナリーの二重選果を経て、収穫後5℃で24時間冷却して休ませます。
12000Lのフレンチオーク大樽でマセラシオン、マロラクティック発酵を経て
アメリカンオークとフレンチオークの小樽に移し24ヶ月熟成させます。
瓶詰め後、さらに最低36ヶ月熟成させます。
とはいえ、この2010年ヴィンテージは既にさらなる瓶内熟成が施され、
なんと8年が経過。
[インペリアル]の素晴らしさをどうぞたっぷりと味わってみてください。
深いルビー色に思わずうっとり。期待感も高まります。
カシス、ブラックベリー、ダークチェリー、
桑の実などの豊かなフルーツのアロマ。
リコリス、シナモン、クローブ、ナツメグのスパイス、
モカコーヒー、バルサムの清涼感、スモーキーなミネラル。
さらに薫り高いアールグレイ紅茶のような、
やや熟成したニュアンスも現れてきています。
口中では凝縮して緻密な果実味、
この上なく上質で清らかな酸が口いっぱいに広がります。
しなやかできめ細やかなタンニン、
豊かなスパイス感とバルサミックな味わい。
しっかりとしたストラクチャーは上質なリオハそのもの。
繊細でシリアスな余韻が長く続きます。
全く隙のない、どこをとっても完璧な逸品がこの[インペリアル]です。
ご家庭では牛ヒレ肉のステーキ、あるいは
牛ほほ肉の煮込みなどしっかりとした肉料理と良く合います。
または食後にドライフルーツ、ナッツなどをつまみながら、
更けていく夜をゆっくりとお楽しみください。